ローズ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
優駿
アイドルを辞めて競馬学校に入学した有村優。
競馬学校に入学した若者達は、騎手になる事を目指して切磋琢磨するのであった。
本作品は1~7話の競馬学校1年生編と8~13話の実習編の2つに分ける事ができます。
まずは、1年生編。
ここでは、有村の事を中心に描かれています。
元・人気アイドルだった有村のおかげで、競馬学校の宣伝効果は抜群。
注目度が上がります。
個性豊かな1年生。
競馬の騎手の基礎を学びながら、お互いの友情を育んでいきます。
訓練中の事故は仕方が無いです。
まだ技術が未熟な事もありますが、騎手に怪我は付き物。
安全性が100%という保障は無いのです。
有村の怪我を知った、アイドル時代の社長は競馬学校を辞めさせようとします。
これは大人のエゴかなぁ。
失敗してもやり直しができるのは、若者の特権。
有村は周囲のサポートもあり、実技披露に間に合わせようとリハビリを頑張ります。
8話からの実習編。
場所は栗東トレーニングセンター。
学生たちは馬の世話をしながら、馬への接し方を学んでいきます。
ここでの中心は風波駿。
馬の気持ちが理解できる特殊な能力を持っています。
風波は馬の気持ちが分かる事を当然だと考えていたのでしょう。
突然、馬の声が聴こえなくなり、故障に気づけなかった事を責める風波。
馬が怪我をすると安楽死する事になる罪悪感を背負う事となります。
自分自身を責める風波。
そこに救いの手が差し伸べられて、風波は、再び馬と向かい合う事を決意します。
本作品は競馬学校の騎手を育成する過程を描いています。
個人的には、学校の体重制限や規律の厳しさを描いても良かったかなぁと感じました。
ウマ娘で競馬に興味を持ち始めたアニメオタ達。
現実世界にも影響を与えています。
でも、本作品で騎手を目指す人が増えるかどうかは疑問ですね。
元々、狭き門の競馬学校。
馬への憧れだけでは耐える事はできないでしょう。
風波のように馬の気持ちが理解出来たら楽しいのでしょうが、それは普通の人には難問です。
競馬学校の過程を修了して騎手になります。
競馬の騎手への見方が変わる内容でした。