退会済のユーザー さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態：観終わった
精神病棟ラブコメディ
とりあえず最後まで見てみましたが・・・とりあえずハッピーエンドに綺麗に着地させていました。
正直面白かったのは11話と12話ぐらいですけどね。
内容がぬるい上にモノローグとか回想がとにかく多すぎなんですよ。コーヒーがうんたらかんたらで一話まるまる使うんじゃねぇよ、コンビニ前で缶コーヒーで十分だろうが（笑）SとかMとかどーでもいいネタなげーよ、設定忘れた頃にまたバトルし始めるし・・・・こんなアニメ見て喜ぶのはドＭに違いない。
という感じで、終盤までかったるくてサッパリでしたが、最後まで見たら案外よく出来てた感じです。
しかし・・・どうも好きになれないまま・・・
作品全否定になるかもですが「ツンシュン」とかいう萌えアピールをしてる時点で疑問ですね。
自己嫌悪のモノローグを散々垂れ流しながら、悪癖を治す方向に全然向かいそうにない。
本気で恋愛と成長を描こうとすると、コンプレックスを萌えとして描くのはやはり無理があると思います。どんなに主人公が自己嫌悪しようとも、周りが受け容れてくれる恵まれた環境にあるわけだし。
同類であるミケツカミと心を通わせる事が乃ち成長であろうということ、それは勿論分かる。お互い心を開いて認めあえる関係ということでいいかもしれないが。
しかし結局「妖館」というマイノリティが集まる閉じた世界での話に過ぎないですしね。相手が分かってくれたから好きになれるというのも、周りが分かってくれなかったから悪態をつくようになったという自己正当化も混じっていて、自己憐憫しあっているだけの依存関係にも映ります。まぁ書いていて別にそれでも良いのかなとは思いましたが、歪みすぎて恋愛アニメというよりメンタルヘルスを扱った作品にしかみえないんですよね。「妖館」も見ようによっては精神病棟に見えちゃいます。
勘違いされてもまずいので念のために言っておくと、基本的に本作は明るいラブコメです（笑）
色々未消化ですが二期あるんでしょかね。
