退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【更新】時を超えた天才軍師が、夢に向かう女の子をプロデュース!するハッピーな物語。
PA.W初の漫画原作作品。原作は小川亮さんのコミック。2022年。全13話。1期視聴済。原作未読。
【まえがき】
転生作品は多いですが、過去から異色の三国志の天才軍師、諸葛亮孔明が現世の渋谷に現れる。さて、天才軍師が現代で何を成すのか...。
テーマは音楽。売れないシンガーソングライターが、軍師孔明とタッグを組んで、でっかい夢に向かう事を決意する。笑いあり、涙あり、友情、挫折やピンチを乗り越えて自分を信じて爆進する素敵な物語。
【本編に・見所について】
病で病死した孔明が降り立ったのは、ハロウィンで超盛り上がっている渋谷。孔明は死して自分が地獄に誘われ(いざなわれ)たと勘違いしつつも、そこは当代の天才軍師!地獄の責め苦を受ける覚悟?を決めていざ出陣!
{netabare}
ハロウィンパーティーで地獄の番人(普通の若者だが)に連れていかれたクラブBBでアマチュアのシンガーソングライター、月見英子の歌を聴き、現世の音楽に興味を抱いた孔明。(約1800年前の異国の人にも英子の歌が響いちゃうのかぁ…すげぇな英子♪まぁノリだよねw)
呑んだくれ、道端に横たわった孔明を、英子はやむなく介抱がてら自宅に連れ帰る。そこで孔明は鏡に写った自分の姿が若かりし頃の自分である事から転生した事を悟る。そしてわちゃわちゃと知りたがり…呆れる英子…流石軍師!目の付け所がよいよいw。まぁ…ボケとツッコミあるあるだねw。
本篇声優陣もなかなか。英子は本渡楓さん(人気出てきましたね)。びっくりしたのはクラブBBのオーナー小林が、このすばのカズマの福島潤さん!分からなかった…。声優さんて凄いねぇ。
【余談】
諸葛亮孔明に惚れたのは2008年に上映されたレッドクリフ(赤壁の戦い)。リン・チーリンが本命だったけどね…。三国志に造詣が深い訳ではなくても、解説や話の中で当時の歴史に触れる会話が多いので、そこも楽しめるポイント。
実は放置していたアニメで、諸葛亮孔明は好きで音楽ものにもそそられはしていたけど、ラップ(洋楽のブラックコンテンポラリーは好き。日本語ラップが肌に合わない)が入るって知って…苦手で…。けど見るものが無くなって…。キャラ、ストーリーに加え作画が良いのをと漁って居たら娘に勧められてね。
【戻ります】
孔明は解るけどパリピってなんぞ?…あぁ…パーティピープォねってw。作画に透明感があって好感が持てる。漫画原作なのでストーリーは基本確定してるので安心感がある。倶楽部シーンを描くのに欠かせないがラッパー目線だが…我慢して…てかスルー。原作が有るのだから仕方がないけど…日本人が「黒人のSoul」とか…違和感しか感じないので。
夢・友情・成長・HAPPYはPA・Wの十八番な展開。
キャラ、作画は綺麗だけど、音楽・クラブ・ダンサブルがテーマなのに動画が今ひとつナノが不満。止め描は綺麗だけどダンスシーンとかの動きが荒く、少ないのが気になった。2話のOPはかなり荒い感じ?3話から滑らかになったが…。
{/netabare}
最終話はとても感動した!HappyENDは安心する。
あれだけ96猫さんの歌が良いのでダンスとか、動きもキレッキレにして欲しかったなぁ…。中だるみと動画のキレだけ不満2期にめっちゃ期待!
ビックフェスで英子がどんな覚醒を魅せるのか?
はたまたやらかすか?
本物のアーティストに打ちのめされるのか?ワクワク♪
【2022年8月19日(金)追記】
{netabare}
前向きでとにかく歌大好き頑張るぞぉ~っ!キャラの英子が好きで、リアルでクライアント周りしてヘタレて帰ってくると「英子観ようっ!」ってなる!
親交を深め、実はライバル「アザリエ」のベースボーカルと知った後も、七海の葛藤、歌への想いを取り戻して欲しいと屋上でアカペラで歌う英子…。
そして最終話…六本木うどん屋(仮)から昇格した「Dreamer」の歌唱シーン!!アザリエの想いとオーバーラップさせる描写と96猫さんの素晴らしい歌声が英子を煌めかせて…。
オーラス前話のKABEのラップにも共感出来たので、スルーしたシーンもちゃんと見た。作中の楽曲は全部よいけど、「Dreamer」が好きだなぁ♪毎度泣きながら観てるので娘に「パパはキモオタになった…w」て...勧めたのお前だろう...。
{/netabare}
【2022年8月28日(日) 追記】
孔明の聡明さ、戦術などの表現関係を掘り返してにみた。
月見英子の命名は、孔明の妻「黄 月英(こうげつえい)がモチーフ。三国志演義で登場するが実在しない人物」で才女・発明家として描かれている。孔明の家に来客があり、うどんでもてなそうとしたところ直ぐに出てきて、不思議に思った孔明が台所を覗くと、木偶人形(でく)がうどんを打っていた...と言う伝承がある。これが「六本木うどん屋(仮)」のモチーフだろう。
又、孔明の聡明さは、当時の人物鑑定家 龐 徳公(ほくとうこう)に臥龍(がりょう︰飛び立つ前の龍がごとく成長したら鳳凰となる)と言われた程で、それは自信喪失していたKABEを英子に必要な人材と見抜き「ベイビー・フェニックス」と表現している事が、孔明の眼力と繋がっているようだ。
更に、スティーブのもとにレコーディングに向かう英子に3つの袋を持たせる。これも当時、軍師として活躍していた際に、主君や将軍達に授けた知略とし語り継がれている。(原作で描写されていたら失礼します...)
【後書き】
音楽・音響担当がavexという事もありEDの「気分上々」のオリジナルは2006年mihimaruGTの曲で、当時めっちゃ人気だったので懐かしく。CVの96猫さんも上手いねぇ!
チキチキバンバンのモーションキャプチャかっこえぇ!(撮り方によるけど2000万円いくことも)
https://youtu.be/esUn1DVWkTk。(権利許諾映像)
今どきのクラブに通う歳では無いけど、本編と96猫さんのモーション動画にそそられて、クラブシーンでの踊り方を調べてみた。初歩の片手ジャンプ、セクシー系、激しいステップの上級者向けと様々あり、これも勉強になった。まぁ踊れはしないけど。私世代で音楽とダンスと言ったらマイケル・ジャクソンだね。今のダンスの踊り方、技術の原型を作った物凄いスター。お時間があればYouTube等でご覧になってはいかがかと。
2022年7月15日追記︰Michael Jackson SMOOTH CRIMINAL MV.full ver.
https://youtu.be/Y0pYGmfhaGc
(米国フェアユース及び権利元許諾映像)