ファルコーニ さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
音楽アニメの正解がここにある
音楽を題材にした作品は難しい。声優さんにそのまま歌ってもらうか、歌だけはプロの歌手にお願いするか。
この作品は後者で、歌部分はプロにお願いしている。これが抜群に上手い。そして曲も良い。音楽を題材としたアニメでは1、2を争うほど歌のクオリティが高い。
たまにディズニー等で声優にそのまま歌わせるケースがあるが、これはあまりオススメしない。声優さんに抜群の歌唱力がある場合は別だが、パターンとしては『歌唱力のある歌手に声優もやってもらう』or『声優にそのまま歌わせる』の2つあり、どちらも中途半端になりやすい。
1番の悪手は『歌手に声優も担当してもらう』パターンで、これは演技の部分がボロボロになる傾向にある。
このキャロル&チューズデイは、歌で成り上がっていく2人の少女が描かれており、演技の部分は声優さんがバッチリ決めている。脚本は単純ではあるが、歌が良いから最後まで見ていられる。思わずサウンドトラックを探してしまうレベルの歌ばかりで、格好いい楽曲を求めている人にはピッタリだ。