〇ojima さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
『あぁ、凄かったなぁ』と。
犬王とは歴史上の人物。能の名手。
観阿弥、世阿弥とほぼ同世代。「道阿弥」とも呼ばれたそうです。
その犬王の半生を描いた作品です。
犬王は民衆に熱烈に支持されたようですが、芸は現代には残っていない模様。
なぜ支持されたのかを「サイエンスSARU」検証した結果、犬王はロックンロールをやっていたとの結論。
物語は源平合戦後の壇之浦にある小さな村から始まる。そこにいるのは後に犬王と知り合う少年。
この少年が犬王と出会ったところから物語が大きく動きはじめます。
試聴側からするとここから本当に目が離せなくなります。
音楽を絡めて徐々に上り詰めて行きます。これが最後直前まで。
鯨の音楽や最後の演舞、成長した少年と犬王との声量、ロック、映像(キャラクター原案松本大洋の口と歯のアップは特に痺れました)の演技は圧巻です。
ここにいるアニメ好きなら期待値を上げて観ても満足できると思います。
『あぁ、凄かったなぁ』と。