Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
本好きのためのビブリア・ファンタジー 転換の章・第3期開幕!
この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期と第2期は視聴済です。
wikiをチラ見した情報によると、原作は全5部677話で完結しているそうですが、今回アニメ化されたのは第2部までみたいです。
ということは、この物語には先がある、と言事ですよね^^
まだまだ続きの楽しみな作品です。
誰もが本を読める世界へ――!
神殿の青色巫女見習いになったマインは、ルッツやトゥーリ、孤児院の子供たちと共に、子供用の聖典絵本を作った。
マインの本への情熱は高まるばかり。ヨハンやハイディにグーテンベルクの称号を与え、次なる目標・活版印刷を目指す。
だが、そんなマインの行く手に暗雲が立ちこめる。
強大な魔力と不思議な知識をもつマインに利用価値を見出した貴族や、マインに恨みをもつ貴族が、マインを密かに狙っていたのだ。
安全のため、マインには護衛騎士がつくことになった。
さらに、フェルディナンドはマインに、貴族であるカルステッドの養女になるようにと命ずる。
それはマインの身を守るための命令だったが、大切な家族と離れたくないマインは受け入れることができない。
そんな中、マインの家族に新しい命が誕生する。
エーファがカミルを出産。マインは姉となったのだ。
そして、神殿では身食いの捨て子、ディルクを育てることに。側仕え見習いのデリアはディルクを家族同然に可愛がるようになる。
守りたいものが増える中、マインを狙う魔の手はすぐ近くまで迫っていた。
マインはどうなってしまうのか!?
公式HPのINTRODUCTIONをを引用させて頂きました。
異世界モノの中でも安定的な面白さに定評のある作品だと認識しています。
華やかさや派手さといった異世界モノらしさの要素は少なめなのですが、地に足のついた生活と、未来の知識や技術を活かした本作りを始めとする数々の文明開化、そして家族をとても大切に扱っているのが人気の秘密なんじゃないか、と個人的には思っています。
ですが、今回は「転換の章」と題するだけあって、順風満帆な文明開化を見れたのはほんの少しだけ…
あとは、雲行きの怪しい展開が続いて…最後に爆発しちゃった、という感じでしょうか。
この展開は既定路線だったかもしれません。
でも、やっぱり寂しさを感じずにはいられませんでした。
どの世界でも、妬みややっかみという負の感情は無くならないんですね。
かくいう自分の心の中から消せるものでもありませんけれど…
マインを取り巻く状況はこれから大きく変化することになります。
マインの祝福が多くの人々の幸せの下支えになってくれることを願ってやみません。
オープニングテーマは、奈央ぼうの「あの日のことば」
エンディングテーマは、坂本真綾さんによる「言葉にできない」
改めて思ったこと…奈央ぼうの透き通る声質がこの作品の雰囲気にピッタリ、ということです。
聞いていて耳が喜んでいたような感じが良きでした。
1クール全10話の物語でした。
少し尺の短さを感じましたが、物語の展開上、キリが良かったのでしょう。
そして今回もラストのテロップは「to be continued…」でしたね。
続編の制作発表を楽しみに待ちたいと思います。