神谷 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
感想!
転スラ
感想!
一言で言うと、鬱要素が少ない点がこのアニメの見やすいところである。あにこれでは評価が低いようで自分の感覚がおかしいと思ってたがこれは評価されるべき。
まずこの作品の見方としては物語を進める時に登場人物が不幸なことにあう、キャラクターが不幸な目に遭う。
この作品は敵が登場するが不幸にあうことが極端に少ない。ずっと成功体験しかなく、不幸にあうことが少ない。
無論、だから評価が芳しくないんだろうと俺的には思っていたが、この成功体験の連続性というのは実はメンタル上に非常に良いことである。
戦争がある時に戦争物を流せば不適切ということになって放送中止になったり批判されたり、事件が起こったら放送中止になる。それは見てて嫌な人がいるから。
このアニメにはエロ要素というのはあるものの、成功体験ばかりなので極端にストレスを感じることが少ないということが評価点として挙げられる。
それでこれを俺が擁護するのは、強いドラマを与えるとやはり精神障害者の人とかも見れないようになってしまうため、軽いドラマというものも精神メンタル維持的な側面から見れば必要なのでは?と思ってしまう。
もちろん、病気を治すのが一番ではあるが、重いドラマはトラウマを誘発してしまう可能性があるため、どうしても大衆ウケしないということもある。
なんか他のレビューで軽すぎると感想を書いた神谷さんがそんなことを言うなんておかしいなあと思うかもしれない。
まあそうかもしれないが、このアニメはストレスフリー、要するに成功体験を味わうためだけに作られたと考えた。むしろ、大衆受けではなく、軽いものとして作られたとすれば充分ニーズは満たしていると思う。
例えばワンピース、ワンピースは少年漫画だから人が死ににくい。なぜかというとそれは朝で放送してるからなんですよ。
そういうふうにこれは少年漫画、なろう原作だけど少年漫画!なんですよね。
ということは、少年が見やすいように作られるのは当然で、そういう軽い描写が受け入れるのは当然なんですよ。
で、皆様に見てほしいニュースがあります。
https://www.ten-sura.com/news/novel/novel-kids/news/post/6447
2021年9月15日発売 「転スラ」が児童書籍化!
というニュースです。
なんと転スラが児童書籍化するそうです。
え? 深夜帯のアニメが児童書籍化するの?と疑問になった方いるかもしれません。
実はこれ、過激なシーンは修正されていて、児童向けに再編されています。
ということはどういうことかというと。
小説家になろうで当初連載されていたオタク向けの作品転スラが、児童書籍化するまでに方針転換してきた。つまりなろう向けだと思われていた転すらが児童に読ますものに変化したということなんですね。
私は、これは評価するべき点だと思いますね。
オタク向け作品も、金曜ロードショーで放送されたヴァイオレットエヴァガーデンも、結局一般向けにされていますし、こういう風に、なろう向けのものでも児童に読ませるものとして徐々に認知されていっているということなんです。
気になった方は一読してください