エイ8 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
吸血鬼すぐ砂
『吸血鬼すぐ死ぬ』(きゅうけつきすぐしぬ、The Vampire dies in no time.)は、盆ノ木至による日本の漫画作品。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で2015年30号から連載中。略称は『吸死』。
2021年10月から12月までTOKYO MXほかにて第1期が放送された。新型コロナウイルス感染症流行の影響によりアニメのアフレコの人数が制限されるため、従来通りの収録ができないことを演者が気にせずとも成立するような映像づくりとなった。
第1期放送終了後に第2期の制作が発表された。(wikipedia)
作品タイトルに「すぐ死ぬ」とありますが実質はこちらのレビュータイトルの「すぐ砂」の方が正しいです。実際砂になっても死んでませんし、何なら砂になっても喋ってます。
一見してどことなくチャンピオンっぽいなあと思ったら本当にチャンピオンでしたwなんといいますかこちらの雑誌の作品って特にロゴに特徴がある気がするんですよね。ひょっとしたら作者じゃなく編集で作ってるのかも。
初見ではこの作品を視聴したのは失敗だと思いました。ちょっとノリが合わないというかユーモア自体イマイチな感じ。終始そんな感じでずーっと進むんですが意外と最後まで観れました。尻上がりに面白くなっていくという感じではありませんが、じわじわとは面白いんですよね。爆発力自体はあまりありませんが意外と吹き出すこともしばしば。
最初に如何にも吸血鬼が住んでいそうな西洋城が出てきますが埼玉県伊奈架町(架空)の郊外設定。しかもロナルドが事務所開いてるところも新横浜と完全日本設定。何ならロナルドくん日本の高校に通ってたというハチャメチャ世界観設定。まあ普通に吸血鬼と共存してる世界みたいなんでそんなこととやかく言ってもしょうがないでしょうか。
最近の少年漫画原作にしては珍しくこれといったヒロインキャラがいません。一応イメージ画像にもあるように吸血鬼対策課ヒヨシ隊副隊長でもあるヒナイチがそのポジションかもしれませんが、少なくともアニメでは言うほど存在感ないです。この作品はあくまで吸血鬼ドラルクとハンター・ロナルドの男バディ物語と言っていいでしょう。あ、忘れてた。ヒロインポジにはアルマジロのジョン(♂)がいました。こっちは存在感バリバリです。ぬー。
全編通して吸血鬼というよりはどちらかというと腐ってる方のアレを彷彿とさせます。ドラルクとロナルドの関係性がBLとまではいきませんが若干ホ〇〇モしいんですよね。
実際なんだかんだいってお色気キャラが少ないのは男目線からは結構致命的。序盤は本当にエ〇の素振りすら見せず出てくるのは黒髪ロン毛の微笑み暗黒イケメンのフクマさんだとかCV子安武人でマッドサイエンティストのヨモツザカだとか股間にゼラニウムを生やした吸血鬼ゼンラニウムだとか……いや、求めてるエ〇はそっちじゃないんスよわかってくださいよ。
と、いうような苦情というか嘆願が原作時にチャンピオン男子たちからも殺到したのでしょうか、唯一のお色気要員と言っても過言ではない”熊殺し”シスター・マリアが中盤からえちえち孤軍奮闘を始めます。正直彼女だけが癒しでした。もう一人の“マシマシ中華娘”ター・チャンの方も最後にちょっとだけバニーっぽい姿を見せてくれましたが基本的に期待できません。というわけで二期も頑張れマリアちゃん、頑張れ吸血鬼Y談おじさん、頑張れ吸血鬼野球拳大好き、頑張れ吸血鬼マイクロビキニ……う~むこうやってみるとちゃんとどすけべポテンシャル自体は備わっているんですがねえ。
あ、忘れてた。ジョンもちゃんと癒しの存在でしたよ。ぬー。
それにしても本作ってもう原作21巻(2022年6月8日現在)も出てるんですね。2022年3月時点で累計部数が200万部を突破という結構な人気作だったりします。チャンピオンってバキ以外も読んでる人いるんですね(失礼)
とはいえ週刊少年チャンピオンでアニメ化する作品って結構人気が持続する傾向がある気がしています。バキは言わずもがなですが「入間くん」「弱虫ペダル」「BEASTARS」古くは「イカ娘」、そして本作も既に二期が決定済み……とはいえやっぱりアニメ化そのものが少ないみたいですが。(ついでに言うとどういうわけかテレビ東京系列での放送が多かったみたいですが何か理由あるんですかね?後、いつの間にか「実は私は」終わってましたね。あれもアニメ観た記憶ありますが原作はどうオチたのでしょうか。ちょっと気になります。)
そういえば次回予告が一々詐欺だったりするんですよね、途中まで全然気づいてませんでしたw当初はあえてシリアスっぽく演出してる程度にしか思ってなかったんですがドラルクがカッコよく複数のコウモリに化けた時点でようやく作画自体オリジナルということに気づきました。更にED自体が丸々11話の内容に沿ってるとは……これって伏線って言っていいの?ぶっちゃけ手抜(以下略
それと無駄に声優陣が業火というか錚々たるレジェンド勢が多数登場します。ドラルクの父であるドラウスと祖父、正直二人の声って同じ人が声色変えてやってるんだと思ってたらそれぞれCV速水奨と中田譲治。この二人の声って似てる似てない論争あるみたいですが、個人的には激似としか思えません。しかし逆に似てないって言う人がいるってことは耳が重視している周波数が違うとかなんでしょうか?そういや絶対音感持ってる系の人とは音の意見が合わなかったような記憶が個人的にあるのでその辺にヒントがある?
それはそうと松岡禎丞氏の迫真の演技が結構我が耳には困った領域になってきていました。
ざヴぁんぱいあ、だいずいんのったいむ。