bk958 さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「だったら言ってみろ!ヒーローって何だ!!」
アメリカ西海岸のセンターシティに住む気弱な少年ジョーイは子供の頃からヒーローに憧れていた。ある日、捨てられたロボットを修理しヒーローマンと名付けた。その夜ヒーローマンに雷が落ち正真正銘のヒーローとして動き出したのだった。bones制作の王道ヒーローもの。
ロゴだったり、マッチョ気味な主役ロボだったりアメコミチックなデザインが印象的でしたが、やはりアメコミでしたww原作は「スパイダーマン」「X-MEN」の原作者スタン・リー(^_^;)王道なヒーロー・ロボットもの好きとしては期待せざるを得ない。
シナリオは、いじめられっ子のジョーイが一躍ヒーローになるスパイダーマン的な展開。そして、相棒のヒーローマンはジョーイが真心こめて直した玩具のロボに、雷が落ちてヒーロー化wwアンパンマンかよww
大きく三部に分かれており、一部は襲来する宇宙人との戦い、二部は政府に追われる逃亡劇&対Drミナミ、三部が対ラスボスといった構成。一部は宇宙人壊滅まで真っ直ぐなストーリーで勢いはあったが流石に面白みに欠ける。ヒーローマンというネーミング並みに安易な話で若干ガッカリする。
10話から二部に入り、まずは市民のヒーロー的な活躍をする訳ですが、こっちの方がいかにもアメコミっぽい。そしてリナがヒロインとして本領発揮しはじめこっからが本編ww個人的には10~12話の箸休め的なコメディ路線がGJでした。そして新展開を匂わせての13話新OPという流れは一気にテンションが上がりました。一部の対宇宙人から打って変って、二部は人間と敵対しており、正義のありかと人との絆が描かれていた。ただ、大人が観るには内容が薄すぎるのと踏み込んだ描写が足りないのは否めず、勧善懲悪のおまけ程度にしか感じられない。
ラストは駆け足気味で物足りない。新兵器&新能力と最もアツく出来そうなトコはサラリと・・・もったいない。
一貫して良かったのは、派手なアクションシーンと徹底したアメリカンテイスト。雰囲気やビジュアルが気に入れば、ヒーローものとして"ド直球"なストーリーにハマる可能性はあると思う。
キャラはリナが良かったです。リナはゴゴールさん撃破までチア衣装から着替える素振りを見せないww何ともサービス心のあるいいヒロイン。魅力的な太ももを所々チラつかせ、物語に花を添えてました(^^)
ヒーローマンのデザインも、グレンラガン以来のダサいロボとして観る前から惹かれるものがありましたww
ジョーイとリナは声優さんの演技に違和感があった気がする。その分サイ役の木村さんと教授役のチョーさんの好演が目立つ形に。
当初4クール予定だったものを急遽2クールにしたり、スタン・リーのプロットは九話分までしかなかったり、色々大変だったっぽいですがスタッフさんはお疲れさまでした。リアルタイムではないですが、各週で観ていて、何も考えずに楽しめる安心感がありました。ベタすぎて一気に観るのは苦しいかもしれないです。続編がありそうな最後だったので、是非観たいですが、再び対Drミナミはないww