てとてと さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
コミュ症美少女を周囲が姫プレイ接待する感じのコメディー路線ラブコメ?好みに合わず
2期までで全24話。(2期まで纏めてレビュー)
コミュ症(というより重篤な対人恐怖症?)なヒロインを、主人公?男子が少しずつ交流、本当は友達たくさん作りたいヒロインに協力していく過程でラブコメしたり、個性的クラスメートとの絡みでコメディーしたり。
【良い点】
コンセプトはユニーク。
全然作風は違うがワンパンマンのキングが最強と誤解されるとか、そういうカン違いを笑うタイプ?
クラスメートは変人揃いだが例外無く古見さんに好意的なので、不快感は少ない。
2クールを通して優しい作風、ドタバタしたりシチュエーションコメディーする間に古見さんと只野君のもどかしい関係が進展するラブコメや、賑やかなクラスメートと青春する学園生活の雰囲気は良好。
どちらかというと2期の方が良エピソード多い。
ラブコメや古見さんの成長劇としては2クール使って丁寧だった。
ここら辺の内容は良いため、なんだかんだで2クール視聴して後悔は無い程度には楽しめた。
キャラ人数が多いため、2クール何とか持たせるネタはある。
面白いかはともかく。
クラスメートが絡まないネタ(家族と花札とか)は比較的面白い傾向。2期に多い。
OP曲は1期2期共に良かった。
【悪い点】
キャラデザが可愛くない。
わたモテのもこっちの方がまだ可愛く見える。
超絶美少女設定の説得力が無く、キャラ萌えアニメとしてはイマイチ。
コミュ症主人公を周囲が勝手に誤解してヨイショするタイプのコメディー自体が苦手。
「はんだくん」や「潔癖男子青山くん」と似たタイプだが本作が一番酷い。
コメディーが古見さんに憧れるか恐れ入るかのワンパターンで辟易。
キャラクターもキャラ付けがワンパターン、見せかけの個性だけで中身を感じない。
古見さんを持ち上げる為にカマセにされているキャラが多く、彼らの滑稽さを嘲笑う感じのネタが目立つ。
そうした浅薄なキャラたちが古見さんの内心無視して勝手に盛り上がる一辺倒。
古見さんだけを聖域化した上で、周囲のモブ達がくだらない争いに興じ、古見さん戸惑う展開も多用。
そうした群像劇はギスギスしがちで楽しくない。
総じて退屈な上に若干の不快感が否めず。
只野君とのラブコメに関しては良い感じだけど、ふたりともキャラが弱すぎる。
進展が遅く、2クールで見る程の内容ではない。
【総合評価】2~3点
2期で多少盛り返したが総合的にはイマイチ。
多分悪い作品ではないんだろうけど、好みに合わない。
評価は普通寄りの「悪い」