Bハウス さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
アイドルアニメのメソッドでヒーラーやってみた
予告から歌と踊りのミュージカルヒーリングアニメと
言われてなんだそれと思って見たわけだが
物語的にはアイドルアニメのテンプレを
ヒーラーという形に置き換えた作品である
主人公は高校生3人の女の子
幼い頃にヒーラーに助けられたことでその道を目指すかな
両親は共に音楽家であるがヒーラーに憧れる玲美
歌うことが好きで上京し住み込みしているひびき
音声医学の第一人者と呼ばれる烏丸の元で
手伝いをしながらヒーラーを目指している
3人の奮闘記が中心で
一足早くC級ヒーラーの資格を持つかなと同じ高校のソニアと
幼馴染で祖母が烏丸の師匠にあたるしのぶが加わり
運動会回はほとんどセリフを歌う形にするなど
ミュージカル要素も織り込んだ意欲作
ただ後半に入ると歌と踊りが減ってしまうので
パリピ孔明と同じ感想を持つ人も多いかな
音声医学を可視化するために歌うシーンになると
イメージフィールドが展開していくのは
花田ラブライブの焼き直し感はあるけれど
仕事着が烏丸治療院の制服は修道服ペース
ソニア達は陰陽師っぽいデザインになっていて
歌うことをシャーマニズムと捉えている部分は
後半のストーリーからでも意識しているなと
この作品の生命線である歌唱は
烏丸役にアカペラでゴスペル歌う彩陽さんを配し
高校生組も実績のある方々なので
歌うシーンが見せ場としてキチンと表現できていたと思う
1話のラストでかなが歌った曲を
最終回で3人が歌っていたのは個人的には胸熱だった