「処刑少女の生きる道 バージンロード(TVアニメ動画)」

総合得点
67.3
感想・評価
260
棚に入れた
695
ランキング
2534
★★★★☆ 3.3 (260)
物語
3.2
作画
3.4
声優
3.4
音楽
3.3
キャラ
3.3

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

気持ちに共感できなかった

【感想】
面白いところもあったけど、キャラクターの掘り下げが不十分でなかなか盛り上がらない話でした

ありふれた異世界転生アニメを面白いコンセプトで描いたと思います、特に1話の見せ方は上手いと思いました
第一話の興味の引き方や話の構成は上手いと思うのですが、面白かったのは最初だけでした、時々面白かったところもありますけど、一貫してメノウ達に共感できないのもつらかったです

戦闘は敵の脅威度がよくわからないまま長話しながら戦っているのがもったいないと思いました
また、主要人物がみんな命を軽く扱っているのも良くなくて、緊張感がなく重みのない話になっています

【異世界人の扱いの奇妙さ】{netabare}
この世界の人達が迷い人に対して思っていることが歪です、有害な存在だとみている割には拘束もせず奴隷扱いもせず野放しで、ただ処刑少女が命を刈り取るだけ、この世界の人々は本当に有害な存在だと思っているのでしょうか?
メノウ達も虫のように見ていたり、同情したり、彼女達が日本人をどう思っているのかあやふやで世界観やキャラの作りこみが適当に感じます、差別意識というのはこんな表面的なものじゃなくて、もっと根深いものでしょう {/netabare}
【細かいこと】{netabare}
※中盤から流し見になってきたので、もし理由説明されてても見逃してるかもしれません
・1話で召喚された偽主人公の男子高生をわざわざ能力発現させてから殺したのはなぜでしょうか? 能力を無警戒に発動させてから殺害するのは危険だと思います
・ノブレスは少しは召喚を隠そうとか、召喚した異世界人を守ろうとか考えないのでしょうか?
偽主人公を放逐するにしてもただ追放するだけでは悪事の証拠をばら撒いてるだけだと思います、世界に害を及ぼす存在とみられているなら放逐は危険ですし、放逐するよりもその場で処刑するほうが自然な流れなように思います
・異世界からの召喚が日本人に限定されているのは何故なのでしょうか? 場所だとしたら外国人もあると思うけど
・日本人の知識ブーストが大量に入って高度な文明が生まれてから滅んだ後なのに街や王城が中世西洋風なのはどういうことなのでしょうか?
中世欧州文化の復興でもしてたのかな?
日本語で言語が統一されるくらい日本に汚染されてるのなら、こうはならないでしょう
・3話であかりがかわりに脱ぐ意味はありますか?
{/netabare}
【キャラクター】{netabare}
魅力的に感じたのはアーシュナだけでした、でもあまり意味のない戦闘ばかりしてて退屈なシナリオをごまかすために登場させられたキャラという印象があります

モモは作られた人格って感じがすごくして不気味なのと、異世界人のことは虫と同じくらいにしか見てないような悪態の数々で好きになれないキャラクターでした
9話でアイアンメイデンにとらわれて魔薬の材料にされている少女を見て「こんな幼い少女なのに・・・」って言ってるの見て冷めました、少女は可愛そうでも偽主人公は有害な虫だから殺しちゃえっていう中途半端で差別的な倫理観に引きます

なによりメノウとアカリの気持ちに共感できないのですよね
メノウは罪悪感があるのかないのかはっきりしたほうがいいですし、間もなく処刑されるアカリと平然とデートするようなドライな人間なのに、時々思い出したかのようにあかりに同情するような顔をしてて、そういう薄っぺらい感情の偽善者なところが好きになれないです
冷徹に始末することしか考えてない暗殺者のほうがまだ魅力的に見えます

マノンとかパンデモニウムあたりはいい感じに頭おかしくてキモくて良い悪役だと思います {/netabare}

【主題歌】
OPの「Paper Bouquet」が凄く好き、EDの「灯火セレナード」も良曲です
主題歌だけなら今期でも上位だと思います

投稿 : 2022/06/20
閲覧 : 230
サンキュー:

36

処刑少女の生きる道 バージンロードのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
処刑少女の生きる道 バージンロードのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

レオン博士が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ