nyaro さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
海外にバレると見れなくなるかも。お下品ですけど、面白い。キャラも魅力的でした。
題名を原作から変えられてしまいましたが、今ならそれで済むか?ですね。ロリと筋肉の部分はポリコレだと超タブーです。お嬢様のくせにパンツがみえそう…というか見えてるみたいな超ミニスカで、乳袋みたいな制服なのも強烈です。本作が海外の目にとまらないことを切に願います。
ということでお下品極りないですが、原作は本当に面白かったです。ただ、小説版だけでなくマンガのビジュアルがちょっと頭に入った後のほうが楽しめました。数冊小説もマンガも読んでいます。が、原作者の考え方について、ちょっと反発して途中でやめました。
ただ、今考えてみるとあまりに欲望に忠実な私小説だったのかなあ、と。で、書きたいものを書いた後、展開もできないし話が畳めなくなったんでしょうね。これだけ面白い話ですから、本人が述べているあるいは巷間言われているように「売れるため」に書かれただけでは決してないと思います。完結はさせてますし。で、まあ、作品に罪はありませんので、アニメは後になって見ています。
とにかく本作はキャラが素晴らしい。この手の話は出落ちになりそうですけど、キャラの一人一人に負の面があって性格付けと連動しています。その上でキャラの特徴を活かした面白みがあります。
結果として、ハーレムものですけど、友情とか孤独とかがテーマとしてあって、その上にハチャメチャなギャグが乗っかっています。推しヒロインを選べないくらい、みんな魅力的でした。白亜それ自体もいいですけど、白亜のメイド軍団ですら面白い。もちろんメイド長は最高です。
ちょっと気になったのが、可憐が過剰すぎかなあ、というのと、声優の幼馴染はどうなるの?という部分くらいですかね。
この時期のラノベってハチャメチャだけど本当に面白かったですね。「バカテス」とか「うちの居候が世界を掌握している」「学校の階段」みたいなぶっ飛んだラノベが本当に面白かった。本作もこの非現実的だけど面白い系ですね。ただ、この時期のラノベって本作と同様に私小説感があって、どこか文学臭がするのでちょっと病的な何かも同時に感じます。