神谷 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
面白かった
バカテスレビュー
ライトノベル原作。
感想はと言うと、終始一転してお馬鹿キャラ視点で書かれており、ギャグとテンポが面白かった。コア層にしか受けないのでは?とも感じたが面白かった。
特にキャラクターとして感じたのが姫路さんであり、姫路さんはFランクだがもともとAランクにいける存在だと明示されている。
実はこの学園手法って自分が子供の時にもう試されていて成績順にクラスを分けると言う取り組みだった。
感じたのがFランを行く奴でも馬鹿という風評がなんと言うか関わってくると思った。
https://youtu.be/pwETicp49Bc
Fラン大学に行くとどうなるかという問いかけですが、もちろん搾取されます。勉強しないとどんどん不幸になっていくそれが資本主義世界の罠。
しかし中には本当にFラン大学でも頭良い人が来てスポーツ目的で来ている人がいたりとかそういう人が一定多数いるということで、そういう人を姫路さんにしたんだと思います。
作品のテーマは姫路さんをもとのAランクの環境に戻してやりたいというところにあり、最底辺のところから勝負を挑みまくったりします。
学生時代バカやってたかなあとかそういう共感できる部分がある方にはおすすめしたいところです。
救いようのない馬鹿だからこそ、社会で役に立つのはIQではなくEQの数値でコミュニケーション能力が高いほど生き残ります。
なので、実はこういうバカ、雄二よりももっとやばいのはボッチになってる奴ら。
まあぶっちゃけ学生時代は楽しいかもしれないが、社会というのは残酷です。ロッカールームやネカフェで暮らしている人たちもいますから、Fランというのは褒められたものではありません。
ただ、そういう分け隔てのない差別意識のない姫路さんが本当に凄いというわけです。
問題は姫路さんをどう思うかで、変わってくると思います。
問題は彼らを下品な人物と捉えるのかそれとも徳のある素晴らしい人物が捉えるかです。
このままじゃいけないという選択を取るよりもこの環境、このバカみたいにやってる環境でも好きな人がいれば幸せだという結論を出した姫路さんの存在が重要で、これを肯定できるかが人によって楽しみが変わるということなんでしょう。
まあ簡単に言えば自分はバカで無能で使い道がなくても、そういう存在だから受け入れるのか、それとも抗い続けるのかというところ。
これを見て面白いなと思うのはそれについて主人公が後悔も何もしないこと、笑い飛ばせることです。大切なのは受け入れることなんだ思います。