カミタマン さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
どう捉えたらいいか分からない・・・
2022/06/12 初投稿
2021年 京都アニメーションの作品
大枠では1期の延長線上,良いと思う点も気になる点も同じです。
もはや尋常じゃ無い大きさの胸のキャラクター,イルルが加わった分,さらに胸への違和感が増幅されたとも言えます。
全体的な評価は以上なのですが,少し付け足すと
9話の「待遇改善」の話は押井守っぽくて大好物ですw
10話のカンナの家出の話は「サザエさん」で時々ある,磯野家が観光地に行く回を思い出しましたw
以下,直接作品内容には関わらない部分です。
{netabare}
2話冒頭
イルルの暮らす龍の里が人間に襲われ火の海と化します。
そして,イルルはその際両親を失います。
(あと,サブタイトルを表示する場面も炎で焼き尽くしていますね・・・)
この作品,あの事件の後の京アニの作品なのです。
それを考えるとこのシーンをどう捉えたらいいのか色々考えてしまいます。
1 京アニはあの事件を乗り越え前に進み始めたというメッセージ。
2 京アニはあの事件を乗り越え前に進もうとしているという姿勢を無理をして示している。
3 事件は事件として,表現の幅を狭めるようなことはしたくないという姿勢。
4 京アニ作品の裏にあの悲劇を重ねて見るのは止めて欲しいというメッセージ。
そして,あれだけの事件なので重いPTSDを負った社員の方も少なくないのでは無いかと思います。そんな状況下であのシーンを作製することが適切だったのか?
様々な考えが頭をよぎります。
事件があったのが2019年7月18日なので。事件からおよそ2年の後に放映が始まったのが本作品です。アニメ製作には年単位の時間を要するらしいこと,特に京アニは丁寧に作品を作る印象が強いので通常より時間がかかる可能性があります。ましてやあの事件が起こったので,2年以上の時間をかけて作られた可能性もあるり,事件前に2話が作られていた可能性もあるのですが・・・
自分としては,京アニに頑張ってもらいたいし
いちいち,事件と重ねて見られたら,エンタメを製作している会社としてはマイナスにしかならないと思うので,極力事件と作品は切り離して鑑賞するよう努力したいと思います。
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これが一番言いたいこと!(だったら事件のこと書くなよ!って自分で突っ込んでみる^^;)
{/netabare}