tinzei さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
完全新作の映画を3本も作るほど人気あったの?
3部作第1作。約50分。アニメ本編の後日談兼回想。
この第1作は、オロチを退治した後の兄弟や犲を描きつつ、回想する形で、天火が犲にいた頃の話をする。
制作会社と制作陣が変わったから、キャラデザや描き方が全く違う。といってもキャラデザに関しては、漫画原作がある作品だから、区別できないほど変わってはいない。
そもそもの疑問として映画を3部作(しかも完全新作)も作るほどアニメ人気あったの?
放映日を見る限り、アニメ終了後に制作してるんだろうけど、当時の反応を観ても何で作ったのかいまだに理解できない。
作中あまり名言されなかったカップルが見えつつあるけど、ヒラリ×牡丹、空丸×錦は確定として、キーコは誰とカップルなんだろう。最後の展開を観てると天火×キーコなんだろうけど・・・・・・・。
3作観終わった感想として、一番良かったのは第2作だけど、劇場版だからといって作画的魅力もないし、個人的にもこの作品に思い入れがないから、どれを観ても感動することはなかったし、3作ともテレビアニメであった「ストーリーの二転三転」がないから面白いとは思わなかった。
せいぜいこの作品を観るとしたら、本編を観終わった人間で、特定の声優ファンか原作漫画のファンくらいじゃない?
【あらすじ】
オロチを討伐した後、滋賀には平和が戻っていた。
空丸と宙太郎は町の平和を守り、空丸は未だ蒼世とのけいこを続けていたが、天火は戦闘の後遺症で車いす生活をしていた。
犲は役目を終え解散が決まり、犲のメンバーが天火を頻繁に訪ねていたが、そのたびに天火は怒っていた。
気になった空丸たちはキーコと芦屋にそのことを聞く。
11年前、まだ空丸たちの両親が生きてる頃。天火は父親である大湖が仕切る犲に入り蒼世たちと稽古に励んでいた。
ある日、立て籠もり事件が起き、天火が指揮して、鎮圧するが、結局は大湖に助けられてしまう。
その後、大湖はまだ犲に馴染めていなかった芦屋を気遣っていた。
だがある日、両親が殺されてしまう事件が起き、天火は両親の代わりに弟たちを育てるため蒼世に殴られながらも、犲を脱退する。
時は戻り、別に天火は怒っていたわけではなく、気を遣う犲のメンバーたちに嫌気がさしていただけだった。
天火は一人、両親の墓の前で弟たちの重荷になりたくないと愚痴をこぼすが、それを蒼世に聞かれ励まされる。
その後、他の犲メンバーも現れ、皆で犲の任務を達成したことを両親に報告する。
天火は泣きながら、自分はよくやれたかと両親に問うが、それを弟たちに聞かれ、今度は弟たちに励まされる。
天火は一人で全国を周る決意をするが、キーコについていくと言われてしまう。そんな時、ふとあの男のことが気になってしまう。