徳寿丸 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
魅せるものはある
オリジナル作品(2022.6)
劇場版「因果論」視聴済。
原案は無頼派?と言われた坂口安吾氏の「明治開化 安吾捕物帖」を原案に設定等を独自アレンジした作品という事である。多分、原典を読んだ方が比較検証できてこの作品への楽しみ方がより広がるのではないだろうか。自分は残念ながらそこまでの関心は持ちえなかった。
事件を通じ人間の持つ建前(偽りや偽善)を見透かし本心(闇)の部分を暴く事で人間という生き物を愛おしく思い、同時に己も人間なのだと卑しく思う主人公探偵の心境を印象的なキャラを交え、うまく架空のアニメの世界に落とし込んでいるのではないだろうか。
つまり、原因があって結果がある。誰もそこから抜け出す事はできないと言ってるかどかはわからい(笑)。
私のツボ:ナイフで口ができます