アコ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
第11話のブーケちゃん
1期第11話「包囲網を突破せよ」のAパート終盤からBパート序盤にかけてのブーケvsシュナイダーは本作の中でも最も印象的なシーンです。
シュナイダーはシュウ達と離れ離れになり、一人不安げに荒れた岩場を歩くブーケを捕捉すると、イザベルを召喚し、彼女に向けて矢を放ちます。放たれた矢は分裂し、一気に大量の矢がブーケを襲います。突然すぐ目の前の嫌に大量の矢が刺さり、怯えるブーケ。すぐさま走り逃げようとしますがその様子をシュナイダーは左目のスカウターでズームして捉えていました。そして次の攻撃を放ちます。続く第二射は正確にブーケを狙い、迫り来る矢に驚き立ち止まってしまったブーケに襲い掛かります。そして次々と襲い来る矢の雨の中にブーケの悲鳴と共に彼女の着ている服の破片が散るという場面でAパートが終了します。
Bパートに入り、恐る恐る目を開くブーケ 。周囲の岩や地面には彼女を囲むかのように大量の矢が突き刺さっており、その中で彼女は突然の攻撃に怯え座り込んでいた。攻撃により身体は傷付いていなかったものの、矢が掠っていたのか上半身の服は少し破れていた。
そしてすぐ様シュナイダーは第三射を放ち、再び矢の雨の中にブーケの悲鳴と共に服が散る。背後の岩にドスドスと矢が刺さり、彼女が着ているエプロンの肩紐辺りがパラパラと破け散っていく。そしてブーケは先程よりも肌が露出している事に気づく。
息をつく間もなく第四射が放たれる。顔を赤らめるブーケ、彼女の上半身の服は原型を留めていない程ボロボロになり、胸を隠す程度の布切れとアームカバーの残骸しか残っていなかった。背中側も剥き出しとなり、腰の辺りには僅かに水色の布切れが残っていたが、露わになった肌を隠すには程遠く、より惨めさを引き立たせる。この攻撃を受けブーケは敵(シュナイダー)がわざと矢を身体に当てず、服のみを射抜き徐々に裸に近づけていく事で自身を辱めようとしている事に気づき、彼を非難し罵倒した。そんなブーケの訴えも介さずシュナイダー第五射を放つ。映し出されるブーケの全身像。胸を隠す程度に残っていた布切れも剥がされ、彼女の上半身は完全に裸に。剥き出しになった巨乳を必死に腕で覆い、辱めに耐えるブーケ。更にこの攻撃によりスカートやニーソも破られ始め、次々と破片が散り、彼女の肌を余す事なく露わにしていく。抵抗すらできず、ただ立ち尽くすしかないブーケは「これじゃあ裸になっちゃうじゃないの」と呟く。その発言に対しシュナイダーは「それが目的ですから!」と笑顔で答え、無慈悲に第六射を放った。
矢の雨の中に散るかつてはスカートだった水色の布切れ。下半身の衣装も次々と細かな布切れへと変わり、悲鳴を上げることしかできないブーケ。しかし、先ほどの発言がヒントになったのか、彼女はある事に気づく。彼女はラー族というとある一族の生まれであり、その一族には体を透明にする事ができる(身につけている物は透明にならない)特殊能力があった。彼女は裸になる事でその能力を使えばこの窮地を脱する事に気づいた。
矢を番えるイザベル。シュナイダーは止めと言わんばかりに「これで決める!」と宣言し、第七射を放つ。その一撃は容赦なくブーケに襲い掛かり、矢の雨の中に服が散るが…その瞬間、僅かに破れ残った布切れや靴が宙を舞う。そして大量の矢が刺さった岩を背に全裸で現れるブーケ。彼女はすぐ様「はい!きえまーす!キエキエー!」と宣言、能力を発動し透明になる。一瞬のうちに消えたブーケを見失い、慌てて周りを見回すシュナイダー。しかし、既にブーケは矢が刺さった岩の裏側に回り込み「もっと早く気づけば良かったわ!」と笑みをこぼし、窮地を脱する…
という展開です。
巨乳の少女が容赦なく服を剥かれ、徐々に裸にされていくという子供向けアニメとは思えない展開で当時観ていた時はとても衝撃的でした。ブーケにとってはかなりのピンチな展開で結局最後は全ての服を破かれる前に自ら裸となり逃げるとちうオチですが、服は原型を留めていないほど殆ど細切れとなっている為、まず着る物がありません。その上仲間達とも離れ離れである為、ブーケは全裸で荒れた岩場を彷徨う事になるという事が分かります。そんなオチで迎える第12話には非常に期待が高まりましたが…まさかのブーケの服が復活しています。あの凄まじい展開からどう繋げるのか期待していた分、このご都合的展開はとても残念でした(子供向けアニメに何を求めているのか)