ねごしエイタ さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ストーリーより時代を超えたエンターテインメント
時代背景は室町時代、三代将軍足利義光のころを舞台としていたです。何やら平家物語を独自の解釈で、その場その場が部隊というような、ステージを描いていたです。
壇之浦からはじまり、父を亡くし目の見えなくなった友魚(ともな)が、旅のさなか琵琶(びわ)法師と出会い、弟子入りするのです。友魚は異形の姿をした後に犬王となる少年と出会い、琵琶を使った新しい音楽、能の舞台、新しい平家物語を語っていくのです。
しかし最後、後に残されなくなるお話だったです。
ストーリより至るとことが舞台となり、友魚の琵琶と歌が時代にそぐわないほど斬新で、とても琵琶の音に思えない時代外れの音楽を奏でたです。また、犬王の能も人間離れした動き踊りが独特だたったです。終盤、まるでバレエのようなしなやかな動きが、繰り出す演技が凄かったです。
そんな犬王たちに翻弄される人達、型破りな音楽と演技に引き付けられていたったのです。何やら霊も加わったり、犬王が{netabare}何故か最初の姿から、普通になっていくところも{/netabare}不思議だったです。
なぜこれが、これから先に残されなくなったのかは、見に行かないと分からないです。
犬王の無念、友魚の最後がいたたまれなく見えたです。
この破天荒な舞台は、見るものを引き付けるのは間違えないと思ったです。背景はよく素晴らしい作画だが、日本史に出て来るみたいな、キャラデザに好き嫌いが分かれるかもしれないです。演出は凄いです。