アニメ好きなオタク さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
すっきりはしないけれど考えさせられる作品
鬱アニメとして有名なのでタイトルだけは知っていましたが、観たことはなかったのでdアニメストアで視聴。
中学1年生の子どもたち15人が地球を守るパイロットとして選ばれて戦うも、実は戦闘に勝ってもパイロットとして選ばれた人間は死んでいく、という斬新かつ恐ろしい設定。
しかし死に明らかに動揺したり怯えるのは最初の二人ぐらいで、あとはみんな覚悟の上で闘って勝って死にます。恐れを知らない戦士のように振る舞うしか無い。とはいいますが、覚悟決まり過ぎ…。最初は怖いなと思いましたが、どんどん皆死ぬので慣れというか、淡白に感じられました。
死の恐怖や悲しさは、死後を描くことで悲壮感が伝わってきますが、最初に亡くなったワク以外は家族がどんな思いをしたかなどはほぼでないので、そこが淡白に感じられた要因だなと思います。
最終的に15人が住んだ地球は守られ、他の地球にも戦いの火の種を増やさないわけですが、他の地球は他の地球で同じ戦いが繰り広げられていて、またこの地球に戻ってこないとも限らないので、さして平和でもないな…と思いました。原作はもっと悲惨な終わり方みたいですね。
すっきりしませんが、戦争がなくならないのと同じようにリアリティを追求した作品なのだと思います。