hidehide さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
歳を重ねた今
当時も若くはなかったのだが…
今、この歳になり、再視聴し、
実に腑に落ちない言葉、言い回しが多いのだな、と思って
見終わりました。
とは言うものの、それは主に常守に対して、であり、
将来的に、未来的には、
システムに裁かれるという点は、
ある意味、『平等』なのではないでしょうかね。
現代日本。
犯罪を追求する検察官と、それを擁護する弁護士が、
同一の国家試験を受け、合格という結果の後、
それらどちらかを選択し、その先へ『就職』する。
更には、
先日まで検察官だった者が、後に弁護士へと『転職』し
『ヤメ検』等と呼ばれ、『先生』と呼ばれる…
そのどこに、正義があるのでしょうか。
倫理感は?と、問いたくなる。
加え、昨今では、裁判員制度なるモノで、
ごく数名にその正否を左右する決断を委ね…と…
そんな曖昧な倫理感を有する合格者と、
一部の一般人という『ランダム』に悪も正義も委ねるのなら、
『個』として一律化されたシステムに、
均等に裁かれた方がまだ納得できてしまう…と思うのは
私だけでしょうか。
※ 並列化された『脳』にというのも違うのだが…
世界が人を『つくる』のではない
人が世界を『つくる』のだ。
この『つくる』に様々な意味や適合する漢字があるとは
思うのですが。
この様な言い回しを多様する常守。
一番、納得できなかったのは、
法が人を『まもる』のではない。
人が法を『まもる』のだ。
これは、間違いではないのか、と。
このシーンに向かうまでのストーリーと、
そこでの、この場面でのこの言葉に
とても違和感を覚えました。
何より、
法が人を『まもる』は擁護の意味で『護る』であり、
人が法を『まもる』は法として厳守しなければならない
という定めの元での約束的意味で『守る』であるかと。
そもそも、
これを同一の意味合いで使うのも違うのですが、
常守は、使用した上に
『物理的 護衛的』意味合いで使用していたかと思います。
『明けない夜はない』バリに格好いい感じでの発言でしたが
そもそもが違う!と思ってしまいました。
ま、常守云々ではなく、
この『キャラ』を『そう』設定している人が、
『それ』に酔っている感じですね。
さも難しい言い回しや、それっぽい言葉を多様している様に
見せてはいるけれど、実は案外、ペラいな、と。
そりゃ、そうですよね。
設定の上では、常守は才女でエリート、
アニメ作成の側は、別に東大を主席で、という訳では
ない訳ですから…
そう見せない、感じないのは、
CV 花澤さんの上手さ、でしょうね。
何を喋っても、それらしく聞こえましたから。
何にせよ、年寄りになってからは、
観る作品を選ばないと…と思いました(笑)
当時は、普通に楽しめましたし、
ドミネーター、欲しい…とか思ってましたから。
歳を重ねると、
グチやツッコミが多くなってしまいましたから…
暫くは、日常系作品で、カウンセリングしたいと思います。