天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
新SFスーパー英雄(?)列伝13
機動戦士ガンダム初の映画化作品です。
初放送では低視聴率のため打ち切りとなったガンダムですが、その後じわじわと人気が出て、ついに映画が公開される運びとなりました。
シャア
「再編集版による画質の悪さが、興行成績の決定的差でないという事を教えてやる!」
・・・なんか、この映画をよく表してるような(汗)
ほとんど再編集だけの作品が、こんなにヒットするなんて、まさにガンダムの人気は化け物かっ状態でしたね(こらこら)
ただ、再編集といっても、元が元だけに画質を除けば作品としてよく出来てると思います。
ガンダムの初戦闘→通常の三倍でシャア登場→大気圏突入時の戦闘→シャア、図ったなぁ→ランバ・ラル登場→ギレンの演説と、名場面と名セリフはもれなく押さえてますし、TVを観た身としてもやっぱり燃えます。
(ファンならではの、贔屓目もあるかもしれませんが)
ただ、ラストの構成を観ると、製作側はこけた場合も想定して、これ1作で終わっても良いようにああいう形にしたんでしょうね。
主題歌の砂の十字架(歌:やしきたかじん)は、谷村作品らしい歌ですけど、やしきたかじんはジャケットに自分の写真が無かった事(アムロの絵)もあり、人生最大の汚点とか言ってたそうです。
それと、歌の中でライリーという言葉が繰り返されてますが、谷村新司によると、民謡の「アラエッサッサー」みたいなもんだそうです(おいっ)
良くも悪くも、この映画の成功があったからこそ、今までガンダムは続く事が出来たのではないかと思います。
おまけ
ギレン
「我々はひとつの再編集版を観た。しかし、これは敗北を意味するのか? 否、始まりなのだ。」
「我々は今、この怒りを結集し続編に叩きつけて、初めて真の勝利を得る事が出来る。この勝利こそ、アニメファン全ての最大の慰めとなる。」
「ガンオタよ、悲しみを怒りに変えて立てよ、ガンオタよ! 我らガンオタこそ、選ばれた民である事を忘れないで欲しいのだ。優良種たる我らこそ、アニメ業界を救い得るのである。ジーク・ジオン・・・」
(・・・いいのか、おい)