♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
宇宙を目指す全力な君が、未来をくれたから―
タイトルの,特に“吸血姫”というワードに惹かれて観ました。
これ“ノスフェラトゥ”って読むんですね。
漢字に横文字読みをさせる辺りラノベ感がありますね(^-^;
それはさておき,わたしこの言葉を知らなくて物語の舞台から考えてロシア語なのかな??なんて思ってたのですがそういう訳ではないようです。
ルーマニア語の古語からきてるとか言われてるけど,特定はできないとか…。
“ライカ”というワードは,観始めた当初「クドリャフカのことか!!」って思ったんですが,そうではなく都市の名前みたいです。
観始めてすぐの感想としては「思ってたのと違う」です。
“吸血姫”というワードからしてゴシックアニメなのかなと勝手に思っていたんです。
でも,宇宙飛行を目指すファンタジーなんですね。
第1話からずっと抱いていたのは「これ吸血鬼要素要る!?」ってことです。
吸血鬼モノが好きなこちらとしてはちょっと拍子抜けしたので,同じようにそういうゴシック調を期待する方には向かないかもしれません。
最終話まで観終わっても結局その考えは変わりませんでした。
要するに人外であれば良かったわけで,SF感のあるこのお話に吸血鬼設定をもってきたのに無理矢理感を感じましたし,何なら迫害されて人扱いされていない種族とかでも良いんじゃないかな。
一応吸血シーンはあるけど,物語のメインテーマからしても別に必要ないし,イリナの特性からみれば「それって吸血鬼って言えるの!?」とも思いました。
このアニメを観ようと思ったもう1つの要因はキャラクターデザインです。
個人的にキャラデザが好きじゃないと観る気になれないので…。
今原作のイラストをチェックしてみたんですが(ほんとにライトノベルだったとは!!),原作の方はもっと可愛らしい感じですね★
キャラクターボイスは…
レフはとても合ってた!!
中の人,こんなに爽やか好青年な役もできるんですね。(ヒドイ)
ただ,物語自体がダークな雰囲気なので馴染んでるなぁと思いました。
イリナはちょっと声が可愛かったかなぁと思います。
彼女はクールなキャラなので…。
個人的に1番良いなと思ったのはフランツの声です。
イケボじゃんって思いつつ観てたんですが,その時ちょうど「レーカン!」も観てて…。
エンドクレジットで山田と同じ声の人!?って驚いた記憶があります。
キャラクターで1番好きなのはやっぱりレフです。
彼が誠実で好感のもてるキャラだったので最後まで観続けられました。
ストーリーは宇宙開発競争を描いたファンタジーです。
雰囲気的にSFとダークファンタジーを足して2で割った感じです。
一応ツィルニトラ共和国とかアーナック連合王国とか架空の国家となってはいますが,観ればすぐに冷戦中のソ連とアメリカの宇宙開発競争を元にしているのが分かると思います。
タイトルのライカもクドリャフカを連想させますが,このアニメではマールイという名前です。
クドリャフカについては,以前『ベルカ、吠えないのか?』という小説を読んだことがあってそこにライカ犬について書かれてたなぁという記憶があってそのくらいしか知識がないんですよね。。
アメリカとソ連の宇宙開発競争をよく知ってる方ならばもう少しこのアニメを楽しめるんじゃないかと思います。
ツィルニトラ共和国は名前こそこんな感じですが,出てくる料理などソ連であることを全然隠していません(笑)。
前後して「ユーリ!!! on ICE」を観ていたのもあって,ボルシチとかピロシキとか食べてみたいななんて思っちゃいました。
イリナは味が分からなくて可哀相だけれど…。
{netabare}リコリスは風邪のときのハーブティーというイメージがあったので「何ぞ?」と思ったらイリナのことでした。
花言葉…良いですね。
初めイリナは全然レフに心を許してない感じだったけど,後半からの2人の恋愛模様はちょっと恥ずかしくなりながら見てました。
結局2人が恋人同士になれたのかは分からないけど,わたしはああいう終わり方で良かったと思います。{/netabare}
OP&EDは…
OPは“吸血姫”というワードにはぴったりな曲だと思いますが,ゴシック調のアニメじゃないしなぁ…。
嫌いではないです。
EDは穏やかな感じで好きでした。
ストーリーが暗いのでほっとさせるようなメロディーが良いですね♪