徳寿丸 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ヴァンピール友人帳(嘘)
原作未読(2022.5)
分割2クール視聴済。
架空の産業革命後の19世紀フランスを舞台に人と吸血鬼が共存する世界の物語。
呪いによって自分の存在と命そのものである”真名”を汚された吸血鬼(ヴァンピール 仏語?)を主人公が”ヴァニタスの書”を使って救う吸血鬼助けの心温まる人と吸血鬼の触れ合いのストーリー・・・ではなく主人公は吸血鬼を救う行為そのものが彼にとっての”復讐”であると宣う心の闇が覆いつくす展開を想像させる作品です。
実際、主要となるキャラは皆、何かしらトラウマや絶望を味わっており、考え方や行動はその負の部分に大きく影響を受けています。その辺りを軽妙なキャラ同士のやりとりやコミカルな演出等でうまくバランスを取っていると思われ、”ハガレン””鬼滅”と似た雰囲気を持っているダークファンタジーではないでしょうか。
声優陣も豪華な顔ぶれだと思いますし、釘宮さんのツンデレ”ばかばか”も久しぶりに聞けました。ただ、自分は主人公の花江さんは最後まで馴染めませんでしたね。最近主人公の声優さんにやや引っかかりを覚える作品が多いです(個人の好み)。キャラとしては河西さんのローランが中々良かったです。
作品の続きが気になるかというとそうでもない作品かな。
私のツボ:1クール目のOPのネコがどこにいるか見つける事