えたんだーる さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ノスタルジーでおっさんホイホイ
自分が中高生くらいの頃になんとなく身に覚えがあるようなことを、なぜか女子中学生がやるアニメ(笑)。逆に作中人物の当該年代にはこの作品はそんなに響かないような気もします。
何というか各キャラが、ビジュアルがどうこうというところを超えてその行動の随所に懐かしみや共感を感じてそこが可愛い。
もちろん各キャラの仕草などにフェチ的な要素がかなりあって、ここも本作のストロングポイントなのは言うまでもありません。
「明日ちゃん観察日記」的な見方もアリかもしれないです。
巷のレビューは2番目、3番目の観点で書かれたものが多いと思うので、私はあえて1番目の観点を中心に書きたいと思います。視聴する楽しみを損なうような確信的なネタバレは避けているつもりですが、そのレベルでも気になる方はここでさようなら。
全話からじゃないですが、自分が特にピックアップしておきたいのは以下の各エピソードです。
第6話: 経済的に余裕を持って育つと、いざ事を始めるときにはクオリティ高めの道具を揃えて形から入りがち。名門校的な扱いを受けるような私立の学校ではわりとありがちな風景な気がします。
第7話: 本当は大したことなかったりそもそもまったく出来もしないのに「出来る」と大見得を切ってしまうのは中高生年代では特にありがち。ただ、それを少しでも本当にしようメンタルを持っているかは人それぞれ…。
第9話: 何かに熱中していると、自分が降りるはずの駅やバス停を乗り過ごしてしまいそうになります。
それと、雨上がりで水たまりがあるときに子供は飛び込まずにはいられないのです(笑)。
第10話: 自分がわりと得意だったことをもっと軽快にやってのける人物がいると、「以前は自分もあれくらいできた」とかブランクを言い訳にしがち。でも、実際そんなことはなくて本当にどうやっても追いつかなそうなハイスペックな人っていうのがいることに大人になると気がつきます。
良い青春アニメでした。