tinzei さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
とりあえず13話まで観ないといけない
『パルムの樹』の人が作った作品で、デザインとかキャラクター(中身)は少し似ている。表情は読み取りやすいけど、逆に個性が薄すぎて、声聞かないと男か女か分からないときがある。
序盤は4つの視点(トーマたち、ベフォールの子供達、刑事たち、ゲド機関)から物語が同時進行するから、かなり分かりづらいけど、13話あたりで大筋を理解できるようになる。
簡単にあらすじを言うと「遠い星の人間が地球の子供に転生して、王女の転生体を探す」話。
この作品より少し前に流行った「転生もの」で『ぼくたま』に近い作品だけど、単語の難しさと前半の説明不足があるだけで中身はよくある人間関係の話だから流れは読みやすいし、上で言ったネタバレがある13話あたりまで観れば、話の内容は見えてくる。
OPEDも含めて音楽はかなり特徴があるけど、こういう音楽を何て言うのかわからない。自分なりに分かりやすく言うと『レイトン教授』っぽい音楽。
EDは『攻殻SAC』のOPを歌ってたロシアの人で、ロシア語verと日本語verの二種類がある。日本語でも歌えるって初めて知った…。
結論として、声優を使ったミスリード(ソランの少年時代の声優とトーマの声優が同じ)とか、上で挙げた音楽とか、面白いと思える要素はあったけど、肝心のストーリーが複雑と見せかけて中身は単純な話だったから、少し拍子抜けだった。別にどういう展開であって欲しいとかはないけど、強いて改善点を挙げるなら、もっとワンダみたいなトンデモ装置(兵器)を出して欲しかったのと、最後まで流れについていけてなかった刑事たちにもっと重要な役目を与えて欲しかった。