「ウマ娘 プリティーダービー Season 2(TVアニメ動画)」

総合得点
89.0
感想・評価
677
棚に入れた
2187
ランキング
94
★★★★★ 4.2 (677)
物語
4.3
作画
4.1
声優
4.2
音楽
4.1
キャラ
4.3

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ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今回の感想(経験談)は長いです…

1期、うまよんをみてからの視聴。

今回は長く語らせてくれ。私の競馬のすべてが詰まった作品。

1期の夢ある話から、一転、もろリアルな話に。これはストーリー作りに苦労したと思う。

なんせ、1期では刺身のつまだったテイオーとマックイーンが、スペシャルウィークを刺身のつまにしたのだから、1期と力関係がバラバラ。競馬知らない子はこんがらがるのでは?

そんな事もあり、☆4.5に落とした。リアルを知っている私でも違和感しか感じなかったから。

<ここからが長い>
まず、競馬とは人間の欲で動くものであり、馬達を恨むのは筋ではない。これはわかっているつもりだが…

私が競馬に興味を持ったのは中校生の頃?ミスターシービーが3冠を取ったと世間が沸いた頃。ただ、あくまでも興味がわいただけ。

翌年、ルドルフが3冠取るが、競馬に力を入れる前だったので、3冠馬誕生シーンを見ることは出来なかった。

大学に入り、馬券を購入するようになってじっくり競馬を見ることになる。ちなみに、成人でも学生は馬券購入はNGのハズ。お気を付けを。

のめりこんだ先に居たのがテイオーだった。ルドルフの子、そして、あっさり皐月を取ったことで、すっかりこの馬にのめりこんだ。

ただ、この頃、あるウマが怪物と称して現れた、オグリキャップであった。全盛期を過ぎたオグリが勝てないのは見ていてちょっと悔しかった。

それだけに武君が有馬でオグリを勝たせたことに泣いていたよ。ホント。

で、テイオーである。ダービーも取った…の先で、アニメにもあるように怪我で菊は回避。ちょっと残念だが、私はこの馬を応援すると決めた。

だが、その後は全くふるわず…。もう一度テイオーが勝つのを見たい。そして、迎えた有馬記念。鞍上はいつもの岡部さんではなく田原さん。

勝利後の田原さんの言葉もあり、画面の前で大泣きした…。

アニメで描かれているファンの言葉は、そのまま世間の言葉だったと言っても過言ではない。

一方、このアニメはマックイーンとダブルヒロインと聞いていた。そして、マックイーンを語る上であの馬は絶対外せないだろう馬もいた。

ライスシャワーである。

ゲーム内で見た時、「コイツはこんなしおらしい女の子」ではない!と口に出して言った記憶あり。

一番最初に書いたが、馬は悪くない。でもライスだけは私にとって、ブルボンの3冠を阻止し、マックイーンの連覇を阻止した、レコードブレイカ-だ。

テイオーがダメだったが、ブルボンが3冠に大手をかけた。当時の上がり3ハロンのタイムが異常だったので、この馬なら取るかも?と期待していた。

しかも、ブルボンは逃げ馬。3200mを逃げ切る??まさに夢だった。そして、その夢はゴール前の直線でライスによって阻まれた。画面の前で真っ白になっていたよ。

こちらも、アニメでスタンドの様子が書かれていたがあのまんまであった。

アニメでは描かれていないが、ライスに負ける前の天皇賞(秋)でマックイーンは斜交で失格になっている。ちなみに、マックイーンは秋天は取っていない。

その事もあり、春天連覇はマックイーンのファンなら…だったと思うが、それもライスに阻止される。

アニメでは優しく書かれていたが、どちらもたった1度の夢を絶たれたのだから…やっぱり、レコードブレイカ-でしょ?

そして、アニメでは書かれていないが、テイオーは有馬が引退レースになっただけで、陣営は有馬の翌年もプランを練っていたハズ。結局、調子が戻らず引退となった。

ブルボンも故障だったかな?菊が引退レースとなった。こうも応援していた馬が表舞台からさったのだから、私の熱も冷め始めていた。

…で、2年後の宝塚記念で競馬に対する火が消えた。

買い物で、家電量販店に居たのだがその売り場のテレビ画面でライスが倒れるのを見た。故障。そして、診断の結果、予後不良。売り場のテレビの前で動けなかった。

馬は500kg程の体重をあの細い足4本で支えている。その内、1つでも大怪我となった場合、歩くのも困難となり、苦しみもがき続けるので、大怪我の場合は薬を使った安楽死となる。

ライスは大嫌いだった。でも、そこに大嫌いな対象がいて、それを負かす者がいるからスポーツは面白いと感じていた。その相手がいなくなった。

まぁ、この前ほどから馬券は買わなくなっていたが、これを機に見るのもやめた。皮肉なのは、この直後、ナリタブライアンが3冠を取る。結局、私は3冠馬誕生の瞬間を見ることが出来ずに今に至る。

最後にチラッとアニメとリアルについて…

テイオーは良い子で書かれているが、メインで乗っていた岡部さんも「乗りやい」的な事を言っていた。
そして、有馬で負けた時には「テイオーに負けるのはしょうがない」と言うような言葉を残した。
一方、勝利した田原さんが「テイオーを褒めてください。この馬自身が勝ちたかったと感じた」と。
本当にテイオーは愛された優等生だったのよ。

劇中、ツインターボの話を絡めたのはすごく良かった。実際はあんな話になっていた訳ないのだが、本当に上手くストーリーにいれていた。
ツインターボは「行きまっせ!逃げまっせ!」の子だったから、リアルとかみ合って面白かった。
ちなみに、逃げ馬は臆病な子が逃げ馬になると聞いたことがあるが…どうなのだろう??

メジロパーマーに逃げ策を提案したダイタクヘリオス。実はこの馬も走るフォームがバラバラでオグリタイプだったらしい。そんなこともあり、あんなチャラいウマではなかった様な。そして、これは漫画内で知ったのだが、ダイイチルビーと良い関係だったらしい。

BNWの一角、ウイニングチケットだが、当時の漫画でチケ坊と書かれていた。春にデビューした時は冬毛ボーボーで競走馬に見えなかったとか。アニメやゲーム内ではチケ憎と呼ばれている(た)が、私の中では彼はチケ坊。ついでで同じく当時の漫画から、ナリタブライアンはナリブ。

最後、キタサンブラックとサトノダイヤモンドが入学し、これが3期となるらしいが…キタサンブラックとテイオーでははなれすぎていませんか??
…たしか、キタサンブラックも3冠馬だよね。

私が離れた後はサンデーサイレンス産駒の子やディープインパクトが話題になったり、ウォッカが牝馬でダービーを取るなど、未だ競馬の話題は豊富。情報だけは耳にいれている。でも、見ることは出来ない。予後不良…もう2度と見たくない。

間違ってもマティリアルやサンエイサンキューの様な馬が出ず、皆、元気に走ってほしいのが心の底からの本音である。

投稿 : 2022/05/12
閲覧 : 293
サンキュー:

12

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