nyaro さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
秀逸なAIものSF。人間性と友情の獲得。そして、美しい絵とエロ可愛いヒロイン。
配信サイトが2022年5月現在バンダイチャンネルの有料しかないので記憶で書きます。
本作は1クール13話の話ですが(アフターストーリはありますが)、起承転結の構成が素晴らしくて、今ネットの情報を見るまで2クールだったと錯覚してました。
先にいいますが、作画というか画面全体が素晴らしかったですね。気を抜いたような作画もないし、ディストピアのウオーターワールドの地球を丁寧に描写しました。
キャラデザ、キャラの作画も美しかったです。なお、キャラデザ原案の鳴子ハナハルさんはアダルトコミックでも絵が美しくて有名な方ですね。美しすぎてオカズにならないという評価もあるくらいです。
このムッチムチで肉感的だけど健康的なキャラデザはアダルト出身だからこそかもしれません。
チェインバーはフルメタルパニックのアルと重なります。
ストーリーの説明は再視聴していないので不正確なのでしませんが、本作のAIものSFとしての秀逸さは、何といってもレドとチェインバーとの友情につきます。まるで2人とも機械のような存在だった戦争の道具が、海だけになった地球に降り立つことで人間性を獲得し、そして友情をはぐくみます。
{netabare} この人間性の獲得こそが最後の…たしか「くたばれブリキ野郎」でしたっけ…につながります。レドを理屈をつけて機体から放り出して相打ちに持ち込みます。これは本来の役割としては暴走でした。でも、レドの生存を優先しました。
一方の敵はパートナーたる人間が死んでおり、AIが出した結論が人間社会を管理するために神になることを選択します。
私が好きなビートレスにも通じるテーマですね。人間とAIは共に信頼してこそ発展するということでしょう。
この違い…人間とAIとのパートナーシップこそ本作のテーマであり見どころですね。
あとはホタルイカじゃなくて、クジライカ…でしたっけ。あれが新たな知性体として描かれていましたね。海だけの地球になった結果の生命の進化ももう一つの設定としてありました。
{/netabare}
取り残された海で覆われた地球で暮らす人々の生活と思惑と戦い。丁寧に設定されていて、かつストーリーもキャラもほとんど無駄がなく物語の密度が半端ではありません。
なんといってもヒロインのエイミーのエロ可愛いこと。素晴らしいですね。EDの画像の秀逸さは是非ユーチューブ等でご確認を。
あー見返してもっとちゃんとレビューしたいですね。本当にサブスクの仕組みは何とかしてほしいです。機会があれば再レビューしたいです。