Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
祈る。優しい"世界"を。 守る。人の"幸せ"を。
この作品の原作は未読です。
アニメ本編完走後にwikiをチラ見したところ、原作の大場つぐみ先生と、作画の小畑健先生のタッグ作品は、「DEATH NOTE」「バクマン。」に続く第3作目となる作品なんだそうです。
私は「DEATH NOTE」は未視聴ですが、「バクマン。」は、私の中で「お気に入りの棚序列12位」という超が付くほど大好きな作品ですが、この作品に「バクマン。」と同程度の熱量があったかと問われると、答えに窮してしまうような気がします。
「私が“生きる希望”をあげる」
架橋明日(かけはしミライ)は家族を事故で失い、
引き取られた親戚のもとでも辛い日々を送っていた。
全てに絶望した少年は、中学校を卒業したその日、ビルの屋上から身を投げる。
しかし、少年はそこで1羽の天使と出会う――!?
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
起用されている声優陣は豪華です。
唯ちゃん、M・A・Oさんにかやのん…出番は少しでしたが、かおりんも出演されていたようです。
視聴している最中は、特に事前情報無く視聴していたので特段感じるモノはありませんでしたが、「バクマン。」の後継作品と聞くと話は少し変わります。
「生と死」「幸せ」をテーマにした、全体的に内容が重いせいでしょうか…
それとも、人間の「嫌な部分」が前面に押し出されていたからでしょうか…
「バクマン。」ほど、私の中で琴線に触れることは無かったように思います。
もしかすると、自分の立ち位置がとても中途半端だから…なのかもしれません。
日々の生活は決して楽ではありませんが、別に死にたいと思ったことはありませんし、仕事も激務ですが充実感は感じられています。
幸せ…を実感することはあまりありませんが、自分を不幸だと思うこともあまりないので、この辺りもごく一般的なんだと思います。
強いて言うなら、ガチャなどのくじ運は決して良いとは思えませんけれど…^^;
この様に自分自身が何も突出していないから…
もう少し振り返ってみると、普段「生と死」や「幸せ」について考えている時間は正直微塵もありません。
朝会社について仕事を始めると、あっという間に夜になっている日々が私にとっての日常なので…
でも、私には悶々と考える時間は無い方が幸せなのかもしれません。
きっと一度考えだすと、ポジティブ思考だけじゃいられないと思うので…
だから私は神候補には絶対になれないと思いました。
オープニングテーマは、BAND-MAIDさんによる「Sense」
エンディングテーマは、宮下遊さんによる「降伏論」と、空白ごっこさんによる「ラストストロウ」
2クール全24話の物語でした。
完走して振り返って思うこと…
原作の連載は終わっているので、最終回は原作エンドと同じなんでしょうけれど、あの様な形の終わり方で良かったのでしょうか?
テーマについて考えを深掘りして実践する…
この繰り返しの果てに自らの選択した答えがある筈なのですが、皆さん、その答えには辿り着いたのでしょうか。
勿論、一つの結論にも辿りつけなかったとは思っていません。
ですが、物凄く中途半端な感じが否めないのは私だけじゃないと思うんですよね。
ラストの展開が急すぎる…とう構成上の課題があったのかもしれませんけれど…
もう少し納得感のあるラストを期待いていただけに、少し残念に思いました。