プラ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
解説求ム。
「思春期の女の子の激しい感情の起伏」がテーマであろうか。パラレルワールドとか AI 搭載型人造人間などの話題も出てきて SF 要素も組み込まれていて、なかなかに複雑な構造をしているアニメであった。
思春期を自殺へと追い込む「あと一歩の一押し」をしている存在であるフリル。フリルはもともとアカ・裏アカによって創り出された、AI 搭載型の人間であった。「自分たちの 14 歳の娘」という設定で生み出された彼女は、最初は"父親"たちと良好な関係であった。しかし、アカに愛する妻とその子どもが現れたことにより、思春期らしい強烈な嫉妬心を抱くようになる。そのパワーが、アカの妻子を死の淵に追いやることになる。
アカ・裏アカは、暴走したフリルと接触するために、「エッグ」と呼ばれる現実と夢空間をつなぐアイテムを作り、同年代の 4 人の少女をエッグの世界で戦わせる。選ばれた 4 人の少女たちは、それぞれ自分が関わった知り合いの自殺に対して、特に強い想いを抱えていたようである。
少女たちは戦い抜いた先に、自分の知り合いの自殺の理由を知ることになる。そして、一度死んだ彼女らは並行世界で生き返ることになる、ただし、自分たちがよく見知った彼女らとは違う。
ハッピーエンドかと思いきや、一緒に戦った少女のうちの一人がまた自殺してしまう。フリルという存在も健在なようである。
ここで物語は終わりなのであろうか?