くまごろう さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
犯人探しものではありません。
まずはじめに、面白い。
毎年コナンの映画は面白く、今年も例に漏れず面白い。
その上で、今年は謎解き要素はかなり少ない回だった。
松田刑事絡みの爆弾事件と聞いていたので、あの複雑怪奇な爆弾予告がされるのかと思いきや、犯人である殺し屋プラーミャはプロの殺し屋で当然そんな予告などしない。唯一の謎要素であるプラーミャの正体も、作中にヒントが散りばめられており、早い段階で気づく人も多いだろう。
しかし、公安と捜査一課の合同作戦、相変わらずのコナン無双、博士のぶっ壊れ新メカ大活躍、と見どころはたくさんあった。また原作にはない(警察学校編は最新刊まで追いかけられてないので実はあるかもだが)シーンを原作の隙間にうまく捻じ込み矛盾を生じさせない構成は素晴らしかった。
不満点は何点かあったが、1番は高木刑事と佐藤警部補。結婚式のキービジュアルが出ていたが、原作でもやっていた仕事の一環。それ前やったじゃん!!あとおちもオープニングと合わせてあるのかもだけど、最後はギャグに逃げるよりも恋愛方面で決めてほしかった。
あとは個人的にエンディング。曲はパッと聞くと明るい感じなんだけど所々ダークな感じの音が入っている感じですごい良かったのだが映像が。
公開直前特番でエンディングの映像は本編を思い出してもらうためわざと実写にしている、という話だったが、ジャックオランタンが不気味に映るシーンが多すぎる。
本編の中に不気味に暗躍するカボチャはなく、アムロと対峙するプラーミャはかめんをつけていたとおもうのだが。