ねるる さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
凡人な自分には難しすぎた…
2013年劇場公開作品。
原作・脚本・監督は、『イヴの時間』と同じ吉浦康裕監督が務める、サイエンス・ファンタジー作品。
別々の世界で暮らす少年と少女が出会い、隠された世界の秘密を2人で手を取り合いながら解き明かしていく物語。
凡人な自分には理解しきれない壮大な物語で、頭の展開が何個あったら理解出来るのか…中々ついて行きにくいストーリーでした。
少年エイジと少女パテマの暮らす世界では重力が逆転しているという設定なので、どっちが上でどっちが下か訳分からなくなりながら見ていました。
今は空が下で、今は空が上で、あれ?いまどうなってる?という状況になってました。理解出来るかは置いといて、この設定を上手く使いながらストーリーは進むので、制作側の人は凄いなーと思いました。脳みその出来が違うぜ。
ラストスパートにかけて、世界の真相が解き明かされていく度に、はーっなるほどな。と思うような展開と設定があり、驚きと面白さがありました。
納得できない点もありました。
何故アイガに暮らす人々の大半が、反発しないで規則に従い続ける生活をしているのか。
何故世界の秘密を隠し続けていたのか。
分からなかった…後で考察サイトでも見ようと思います。
設定は非常に面白く、世界の秘密を探求していく物語も面白いですが、如何せん理解するのに苦しみました。重力難しい。
空に落ちるという感覚と捉え方はお洒落で素敵だなと思いつつ、私がこの作品見て1番思ったのは、地面と屋根両方大事だなってことでした。あまりに広い世界を知ることは希望でもあり恐怖だからね!地に足つけて、頭にも屋根つけて平穏に生きていこうと思いました。