「86-エイティシックス- 第2クール(TVアニメ動画)」

総合得点
80.4
感想・評価
444
棚に入れた
1464
ランキング
458
★★★★☆ 4.0 (444)
物語
4.0
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.9

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ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

戦う理由と戦った先に見える未来

戦闘により死滅したと思われていたシンを含めた 5 人は、新生ギアード連邦に救われる。目覚めると、暫定大統領に出迎えられる。彼らの境遇を知った暫定大統領は、迫害される人生しか歩んでこなかった彼らを保護し、本当の意味での自由を与える。そのうえで、もう戦う必要はないと諭そうとする。(大統領の口調からは、なかなかの狂人ぶりであることが感じられたが・・・)

シンたち 5 人は戦線への復帰を希望するも、認められない。与えられた人生の休息を使い、思い思いのやりたい事を始めるも、やはり彼らは戦う事以外には生きる意味を見出せないらしい、というよりは、戦死する呪いにかけられているようだ。シン達の戦闘能力は抜群に高いこともあり、彼らの希望を尊重し、最終的に彼らはまたもや最前線へと派遣されることになる。

大統領に保護されたのは彼ら 5 人以外にもう一人いた。旧制ギアード帝国の最後の女帝・フレデリカであった。幼くはあるものの、戦争を始めた張本人である。彼女にも戦う理由がある。それは、シンの以前の目的と同じようなものである。フレデリカの兄も、暴走するレギオンたちの中枢 AI に取り込まれた被害者の一人であり、周辺各国を攻撃している前線の指揮系統を担っている。シン自身も、レギオンの声を聴いており、そのことをなんとなく察しているようである。

打倒・フレデリカ兄を目的とし、ギアード連邦と周辺各国の後ろ盾を受けながら、シン達は最前線で戦闘を続ける。だんだんと、その中枢へと近づいていく軍隊であったが・・・大出力荷電粒子砲=モルフォの前に、あっさりと退散させられる。その威力はすさまじく、次のモルフォの攻撃で人類の負けが確定するほどである。

周辺各国との協議の末、モルフォ撃滅を第一目標とする作戦が立案される。新天地でも、結局生存率が限りなくゼロに近い作戦に従事することになるシン達であったが、彼らは元々の運命だったと受け容れる。

その時のサンマグノリア共和国の状況はというと・・・レギオンの防衛線を突破され滅亡した。レーナは生存してるのか?

シン達部隊はモルフォに向けて歩を進めるが、大多数のレギオンに対して劣勢になり始める。仲間たちは、モルフォへの道を作るために、囮となり一人ずつ戦線を離脱していく・・・

なんとかモルフォにたどり着いたシンであったが、その圧倒的な戦力差を前に、絶望の淵に立たされる。駆動装置も損傷・残弾「1」という状況で、ついに終わりを迎えるかと思われた瞬間・・・"見覚えのある砲弾"の援護とフレデリカの決死の覚悟により、モルフォに一瞬のスキが生まれる。そのスキを突き、モルフォを撃破した。

死滅したと思われた 4 人とともにシンは生還する。束の間の休息を楽しんだ後、再びレギオン戦闘の最前線へと復帰する。新しい舞台が組まれ、その指揮官に着いたのは・・・レーナであった。お互いがお互いを死んだものと思っていた、その奇跡の再会の余韻に浸る間もなく、彼らは本当の意味で「共に戦い」始めるのであった。

戦争の終わりと、その先にある未来を信じて。

投稿 : 2022/05/03
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サンキュー:

3

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