御宅忍者 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
俯瞰して見てみた結果
夏の島を舞台にしたタイムリープ作品。親友の潮が亡くなり、葬儀に出席するため地元である日都ヶ島に帰省するところから始まる。事故死だと思われていた潮だが、その島に伝わる「影」という背景から他殺の可能性が浮上する。
夏が舞台になっているため、日が照らされると共に影が濃くなるという演出などがとても面白かったです。
物語に関しては少し思ったのと違う感じがしました。「影」という、いわゆるドッペルゲンガーが交差されることによって生まれる恐怖が面白さになってくるとは思っていましたが、この影がゴリゴリの幽霊ということであり、戦闘シーンも結構激しく展開されていきます。そのため、人間の怖さや不気味なシーンがありません。また、シデとハイネとの戦いに全振りしているため、キャラの掘り下げがほとんどありません。そのためキャラの魅力が伝わりにくいのと、感情移入がしづらい印象でした。そのため、主人公とヒロインと"それ以外"という括りになってしまった。また、影澪やハイネがラストに仲間になる展開も凄く無理矢理感が否めませんでしたね。あと作中で何回も出てくる「俯瞰しろ」というセリフですが違和感が凄い。あれって当事者が言う言葉だっけ。
俯瞰して見てみると意外と微妙です。
アニメーションはもちろん、ヒロインを演じられた永瀬アンナさんや妹役の澪を演じた白砂沙帆さんのアフレコはとても良かったです。十分期待できる新人声優さんでしょう。