♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
アニメーション制作の今がココにある
これ,第1話だけ観てずっと放置してたアニメなんですよね。
いつか観ようと思いつつもなかなか食指が動かずにいたんですが,もういい加減観ようと思って観ました。
途中まではノロノロ運転で観てたので観終わるまでに時間はかかったのですが,半ばくらいからは乗ってきて一気見できて,観終わってみると「24話もあった?」っていう感じです。
何で観ようと思い続けていたかと言えば,普段観ているアニメってどういう風に作られているんだろうって興味があったからです。
でも,わざわざ調べる程でもない(笑)―ということで,こうしてアニメにしてくれてとっつきやすいと思いました。
観る前はハッピーフライト的なお仕事紹介アニメになってるのかなぁと想像したんですが,どちらかと言うとアニメオタク向けというか具体的な説明は少なめでアニメのお仕事の大変さがメインに描かれているアニメでしたね。
というのも,なんかよく分からない専門用語がセリフにあっても特に説明もなくどんどんお話が進んでいきます。
「アニオタならこれくらい知ってるでしょ?」って感じで制作されたのか,作っているのが本職の方達なわけで(笑)業界外の人にとって分からないことが分からなかっただけなのか…はたまたそれは承知の上でストーリーが説明的になるのを避けたってことなのか。。
分かりませんが,序盤は特にそういう置いてけぼりのせいであまりサクサクと観れませんでした。
でも,中盤くらいにそういう説明してくれるような回もあってそれはありがたかったです。
業界の人達にとってはあるあるなシーンとかけっこうあったのかな??
実際に働く人達はどういう感想を持ったのか気になりますね。
まぁ,業界の殺伐としたところとか大人の事情とかの生々しい部分はアニメでは描けないでしょうけど…。
それでも,アニメのお仕事ってほんとに大変なんだなって改めて感じさせられました。
いや,わたしは普段から心の中で感謝しつつアニメを観ていますよ!?!?
でも,実際に大変さを教えられるとあんまり辛口でレビューするのも控えないとなぁなんて思っちゃいましたね(^-^;
キャラクターは制作進行の宮森あおいを主軸とした群像劇です。
主人公を制作進行にしてくれたおかげでアニメのお仕事の全体が描かれていたのが良かったと思います。
アニメのお仕事が大変だというのは十分伝わったのですが,わたしが注目したのは声優を志すずかちゃんですね。
他のみんなは一応希望した職業には就けているけど,ずかちゃんだけはなかなか声優のお仕事ができてなくて…。
声優になるのってほんとに狭き門なんですねぇ。
いつもアニメ観ながら「声優さんって凄い」なんて思ってるけど,逆で「凄いから声優さんになれてる」んだなぁって思いました。
{netabare}終盤,ずかちゃんがスタジオで収録するところに居合わせたおいちゃん。
彼女が泣いてるシーンはわたしもじーんときて泣いてしまいました。{/netabare}
キャラクターデザインは女の子たちはなんかあまり好きじゃなかったんですが,男性キャラクターはイケメン系と凄く居そうな人が居たと思います。
中にはモデル居るよね!?と思うキャラも居て面白かったです。
落合さんとかナベPとか遠藤さんとかがイケメンだなぁと思って観てましたが,わたしは下柳さんがイケメンかつ良い人そうで好きです。
個人的には遠藤さんと瀬川さんのラブ的展開があったら良かったのにと思ったけど,彼は既婚者でしたね。。
それにしてもこんだけ忙しかったら恋愛とかできるのかなぁ~。
そこら辺は全然描かれなかったけれど…。
高梨さんにはイライラさせられましたね(笑)。
悪気のないトラブルメーカー(^▽^;)
平岡さんもなかなかなキャラだけど,声が色っぽいなぁと思いました。
中の人,異世界にばかり行ってないでこういう気だるげなキャラもっとやってほしいなぁ。
声で言うとデスクの本田さん!!声がめっちゃ合ってる!!
彼の「万策尽きた!」が好きすぎます。
「有頂天家族」の金閣ですよね★すぐ気付きました。
デスクの本田さんもそうだけど,なかなか絵コンテ書いてくれない監督とか愛すべきキャラクター達もけっこう出てきてそういうところは好きなポイントです。
{netabare}登場する人みんな頼もしいなって思って観てたんですが,個人的には杉江さんが窮地を救ってくれたところは胸熱でした。{/netabare}
気になったのは女の子達の服装ですね。
これ,2014年のアニメですがその頃ミニスカート履いてた人なんて居た!?
なんかもうずっと長めの丈のスカートが流行ってるのと,お仕事にこんな短いボトムス履いてくんの!?って2つの理由でちょっと違和感感じました。
あとは,単純に登場人物多すぎる!!
エンドクレジットを観ながら毎回「え。こんなに人出てきた!?全然名前と顔が一致してないよ」ってなってました。
まぁ,それだけ色んな人がそれぞれプロのお仕事をしてアニメが作られてるってことなんだろうけど…。
公式HP見ても全員は紹介されてないのでもやもや。。
それにしても,おいちゃん有能すぎない!?!?
制作1年目なのにこれって普通なの!?
制作進行のお仕事を知らなかったので,こういうお仕事があるんだぁってところからだったんですが,コミュニケーション能力おばけじゃないとやれないお仕事だなぁと思いました。
音楽はOP/EDそれぞれ2曲ずつあるんですが,4曲ともとっても良い曲です♪
なので,毎回飛ばさずに視聴していました。
特に1期のEDは感傷的になりながら聴いていた記憶があります。
2期のEDはアニメーションが良いですね☆
アニメのお仕事の大変さが分かったところで,これからもアニメ制作に携わった方達へのリスペクトの気持ちを忘れずにアニメを楽しんでいこうと思います☆
(そういえば,劇場版も作られたんですよね。
まぁ機会があったら観てみたいと思います。)