ハウトゥーバトル さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ワンパターンギャンブル
この話はギャンブルが全ての勝敗を決める学園の話
イカサマあり、というかイカサマしかないので純粋に賭け事が好きな方は視聴を控えた方が良いかもしれません。
本作が好きな方には申し訳ありませんが、私は本作が好きな部類ではありませんでした。
基本的にはギャンブル狂のお猿さん達がウキウキ騒ぐだけの動物園を永遠と見せられます。
ギャンブルをあまりやったことがなく、競馬や競輪なども見るだけだったりしたので、本作のようなギャンブル好きな人たちを心底理解できませんし、ドキドキ感も感じることができませんでした。
本作の特徴の一つである顔ゲーも非常に目障りでしたし、コメディ風にとらえてしまって本作のブレを感じました。もしかしたらその「ブレ」は故意のものであり、このアンバランスさを楽しむことこそが本作の楽しみ方なのかもしれませんが、正直私にはアンバランスさというより、物語の行き詰まり感を感じました。ネタが切れたからキャラとゲームの種類を変えて続けているって感じですね。まぁあんなにイカサマの内容を考えることは私にはできないので、そこは評価すべきなのかもしれませんが、あまり評価したくないような箇所ですね。
何でもありのイカサマとご都合主義の塊とも言える強運だらけで、見てて心底ため息がつく作品でした。それにギャンブルシーンが一貫して同じ流れだったのも非常に面白くない。幼児向けの作品、といえば納得はできますが、幼児に本作を見せている親ほど英才教育を考えている親はいないでしょう。
{netabare}
全ての勝敗がギャンブルで決まる学園の借金返済制度として奴隷になった主人公(鈴井)のクラスに編入してきた編入性(夢子)は編入初日にクラスのリーダー的存在(芽亜里)のイカサマを破る。奴隷になった芽亜里を尻目にとある生徒会役員と戦い、おそらく生徒会長パワーで敗北。奴隷となっても生徒会役員のイカサマ(一人除く)を次々と破り、なんやかんやあって生徒会長と戦うことに。主人公のトンデモ運パワーで引き分けとなり、不勝不敗でちゃんちゃん。
杉田さんが演じたあのキャラ
個人的にはあのキャラが一番好きです。というかあのキャラ以外が嫌いです。なんでもかんでもイカサマを過信しまくって。
杉田さんは見習いなさい!生徒会にまで登りつめた経緯が詳しく書かれていないため、以前のギャンブルでイカサマを使用していたか定かではありませんが、少なくとも本作ではイカサマをしておりません。唯一じゃないですかね...夢子ちゃん?あれは人間にカウントしちゃダメでしょ。
しかも杉田さんがとっていた行動は確率と傾向の分析と予想であり、ギャンブル本来の勝ち方なはずです。なのにどうしてあんなに言われないといけないのでしょう。私は杉田さんが負けた時点で(まぁ負ける前からも思っていましたが)本作がショーもない三文芝居の茶番アニメだと理解しました。
{/netabare}
ワンパターンギャンブルすぎる