tinzei さんの感想・評価
2.3
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
「ラグビー作品」じゃなくて「ラグビー要素を取り入れた群像作品」
多少ガッチリめに描かれてるけど、こんなキレイな顔がラグビーやってるの違和感ある(笑)
だ調べてみると、他にも似たような作品があるらしいけど、せめて『アイシールド21』の栗田みたいなキャラを入れて欲しかった。
原作がある作品だと思ったら、どうやらアニメオリジナルらしい。
こういうスポーツ作品にしてはラグビーに関わるシーン(試合や練習)が少ないけどストーリー自体は嫌いじゃない。でもラグビー中の作画と作品の構成がクソ過ぎる。
まず構成。序盤でキャラを全部出して、ラグビーの説明が一切ない状態でそのまま終わる。キャラは12話の段階で半分くらいは覚えたから良いとして、ラグビーのルールやポジションに関しては12話観た今でもよく分からない。まあラグビーの試合自体が少ないから、無くても作品理解に困ることはないけど、それでもスポーツ作品を描く上でルールやポジション説明はないとダメでしょ。これだと「ラグビー作品」じゃなくて、「ラグビーを題材にした群像劇」が正しい。
ただこれに関しては12話でキリの良いとこで終わらせないといけないから同情の余地もあるけど、試合中の描き方に関してはマジで腹が立つ。フィールド上で皆が固まって動く団体スポーツは俯瞰の絵がないと素人には厳しいのに、この作品は寄りの絵しかなくて、静止画と効果音の誤魔化しも酷い。これだと「ラグビーを題材にした群像劇」どころか、「ラグビー要素を少し取り入れた群像劇」って言った方が正しい。
別にラグビー目的でこの作品を観たわけじゃないから、ラグビー自体が少なくても良いんだけど、知らない人間を置いてけぼりにする描き方がムカつく。
まあ、この手の作品を観る人間は声優ファンだろうから、制作側からしてみればラグビーは二の次なんだろうな・・・・・。
それとレフリー役の声優、下手くそだったから本物のレフリーかと思ったら、まさかの元日本代表の畠山だった。元日本代表とはいえ選手としては現役なんだから、引退した五郎丸とかに頼めよ(笑)