N0TT0N さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
1.25倍
近未来の宇宙での人類の振る舞い方を描いた作品です。
dアニメで4/30配信終了ということで観てみました。
この作品は2009年の(多分)フル3D作品で、作画クオリティは高いです。opとか3dの良いところが余すところなく表現できていたと思います。ただ、総じてこの時期の作品に言えるんですが、「3dでの人物の描き方を模索してる。」というのが画面から溢れてます。宇宙船越しの地球とか驚きのクオリティですが、相対的に人物の3d主張が強すぎて終始気になる感じです。
あと、多分実際の人物の演技をキャプチャーしてキャラクターを動かしてるみたいなんですが、アニメとしてはじっくり演技見せ過ぎな感じがします。試しに1.25倍で観てみたらまあまあしっくりきました。
表情に関しては、ヒール側の演技はみんなある程度みれます。が、オッサンが過ぎます。一方、イケメンとか美女は表情を動かすよりイケメン感、美女感を重視してるようでほぼ動きません。動かないのにゆっくりアップ見せたりして結構気になります。特に“共生惑星”の方の主人公の彼は気になりまくりでした。頭の中で「いや、イケメンかよ⁉︎」と何度唱えたか分りません。
設定はリアルっぽく描かれてますが、宇宙科学的根拠にはそこまで基づいてなさそうでした。
物語はまあ纏まってると思いますが、総じてテンポが遅いのが気になります。
“楕円軌道”の方は想像を裏切る展開という程ではないけど物語としてキレイに落ちてました。
“共生惑星”の方は最初「ん?観るのやめよかな…」ってなりましたが、後半は持ち直したかな?と思わせておいて最後また「ん?ネタ?」な感じでした。
観方によっては、エピソードやナレーションにプラネテス感を感じるところもあると思います。
あと、TikTok とかで再評価されてたsunshine girlの“moumoon”がEdで別の顔を見せていたのもご存じの方にとっては見所かもしれません。
以上です。