マーティ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
自分らしさって、なんだ
全12話。原作は未読。
自分の作品を否定されてかッとなってお偉いさんを殴ってしまった主人公・半田清舟が五島に飛ばされ、そこで地元の人たちや自然などに触れあって半田がインスピレーションを受けて自分だけの作品を作り出す物語。
新たな環境に触れることにより、自分が今まで触れ合ってきた固定概念が崩れて自分の中の新たな価値観を発見できたり世界が広がったりするというのは良いですね。だんだん半田も心を開きだし、人に書道を教えたり、釣りしたり書道を教えたり、仕事の手伝いをしたりと五島の生活に馴染んでいくのが見てて微笑ましかったです。
で、最後は自分なりの字を書いて大会に提出するのですが、4、5位くらいだったのは良かったです。結果を出せなくても結果にとらわれずに自分のベストを出せて良かった、みたいな反応なのも成長を感じました。
そして声優さんはとても良かったと思います。クールなキャラを演じている印象が強い小野Dでしたが、今回は子供っぽい秀才キャラをうまく演じられていましたし、地元民の子供たち、特になるはちゃんと子供らしい声なのが良かったです。あとは絶妙にウザいキャラである神崎を演じた梶裕貴さんの声も良し。
ただ気になったところとしては、あんまりギャグは好みには合いませんでした。僕は人が傷ついたり、人の失敗をからかったりして笑いをとるようなギャグは苦手なんですよね。。こういうギャグは受けないどころかちょっとストレスがたまりましたね。
方言に関しては、特に問題ありませんでした。僕も長崎出身だからかな?不思議と言っていることが普通に理解できました。
ちなみに僕も五島には行ったことあります。五島はすごく良いところでした。なんだか雰囲気が全然違うんですよね。なんかゆったりしているというか、時間の流れがいつもよりゆっくり流れている感じがして、いるだけで心が落ち着く感じでした。そこに住む人たちもいい人たちでした。良い人というのは「聖人」という意味ではなく「親しみやすい」雰囲気を醸し出しているので喋るのが苦手な僕でも話せました。海や森などの自然がキレイでしたし、落ち着きたいときは一度は行ってみることをお勧めします。
日常系としてクオリティが高く、ドラマっぽいので、おそらく普段アニメを見ない一般層でも受けるんじゃないかと思います。
これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。