ショタロー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
現実世界とファンタジー世界で
私は異世界に転生するロボット物というとダンバインを思い出す世代です。
この物語は主人公が理想のロボット(シルエットナイト)を創り出すまでを描いた前半~中盤は某ガンプラバトルアニメにも通じるものがあり、なかなか熱いです。
後半はようやく登場した主人公機が大活躍するのですが……。
この時期に視聴したせいで、圧倒的な戦力を持つジャロウデク王国に侵略されたクシェペルカ王国の国王が「逃げる訳にはいかない」といって城に残って敵に立ち向かうというありきたりな展開を観ながら、某国大統領の行動とそこで起きている侵略戦争を連想して涙が出てきてしまいました。
また、敵軍を撃退する新兵器がミッシレ”ジャベリン”なのも、圧倒的な性能でジャロウデクを撃退する主人公機のカラーが青と黄色の某国カラーなのも偶然なのでしょうけど。なんとなく敵の大将も某プーさんに似てませんか?似てませんか。はい。
さて、話を本筋に戻すと、脇役のシルエットナイトも進化していくところ(最後の方では移動にジェット噴射を併用する今風の格好良い機体になってる)とか、最初ヘタレのディートリヒ先輩が成長していくところとか、ロボットアニメ好きには熱い展開がたまらんです。
原作小説は続きがあるみたいですが、アニメはちょうど切りが良いところで13話に纏まっており、おすすめできる作品です。