Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
史上初!! 『このライトノベルがすごい! 2019』文庫部門【総合・新作】史上初のダブル1位
この作品の原作は未読ですが、タイトルに記載した通り、凄い記録を達成していた作品のようです。
とみたんが出演されると知り視聴を始めましたが、個人的には猫柳パウー役を演じた近藤玲奈さんは、ムッチャ適役だと思っていました。
近藤玲奈さんは、これまで幾つものキャラを演じられていますが、「ドロヘドロ」のニカイドウ役にびびっと来ちゃったんですよね…
ニカイドウは、肩ひじを張っていない猫柳パウーみたいな感じで、見た目や口調によらず、物腰が柔らかい部分が良きなんですよね~
猫柳パウーにびびっと来たのは、やっぱり最終話かな…
概ね期待していた通りの展開にしっかり満足させて貰いました。
全てを錆び付かせる≪錆び風≫が吹き荒れる日本。
人々は街や生命を蝕む錆びに怯えながら暮らしていた。
忌み嫌われる≪キノコ守り≫の一族の少年・赤星ビスコは、瀕死の師匠を救うため、
全ての錆びを浄化する霊薬キノコ≪錆喰い≫を求めて旅をしていた。
旅の途中、忌浜(いみはま)で出会った美貌の少年医師・猫柳ミロもまた、大切な姉を蝕む錆の対処法を探していた。
愛する者を救うべく、ふたりの少年が手を取る時、新たな冒険が始まる。
人の心までは錆びつかない。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
この作品の人気が証明している通り、確かに面白い作品でした。
ですが、序盤…というか物語の設定に慣れるまでは、正直私は若干の時間を要しました。
原作未読でいきなりアニメを見ているからでしょうか…
錆とキノコに微塵の繋がりも見出せなかったからです。
錆とキノコのどこに共通項を見い出せばよいのか…
加えてカニのお出まし…
正直最初は何が何だかさっぱり分かりませんでした。
でも、何一つ見い出す必要も無く純粋に目の前の出来事に没頭すれば良いと分かってからは、2次関数的に面白さが増していきましたけれど…
物語の中盤以降、スケールが途端に大きくなってからは、展開のテンポが良く見応えがあったと思います。
このテンポの良さがこの作品の最大の魅力だったような気がします。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、JUNNAさんによる「風の音さえ聞こえない」
エンディングテーマは、ビスコ(鈴木崚汰さん)&ミロ(花江夏樹さん)による「咆哮」
個人的にはオープニングが大好物でした。
1クール全12話の物語でした。
原作は既刊8巻まで発刊されているようですが、wiki先生には第3巻までのあらすじしか記載されていませんでした。
その中で原作の第1巻がアニメ化されたようです。
ということはストックが沢山ある、と言うことですよね。
もし、続編が制作されるなら視聴したいと思います。