テナ さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
社会人バド
社会人バドミントンクラブの物語
社会人バドミントンはありそうでなかったかもしれませんね。
スポーツ作品だとプロか学生をしながらってのはありますが、社会人ってのがまた新鮮に映りますね。
前の会社で結果を残せなかった主人公ミコトは会社をクビになるも別の会社サンライズビバレッジからスポーツ推薦のスカウトを受け会社に所属するバドミントンチームに参加する事になります。
しかし主人公は過去のトラウマでダブルスはしませんが、移籍先でペアとなる予定の相手タツルとの一戦で、結果ダブルスをする事にはなるのです。
さて、その理由と言うのが彼の学生の時に起きた事故が関係しています。
その事故とは彼がダブルスのペアにぶつかってしまいペアの相手にケガを負わせてしまいバドミントンが出来なくなってしまったトラウマから彼はジャンプが出来なくなり、ダブルスをしたくないと思い始めます。
これは気持ちがわかります。
スポーツは事故が付き物です。
スポーツしてる人ならそれを頭にしっかり入れているし大なり小なり覚悟もしてると思うし事故なら仕方ないって思います。
でも、それが自分が起こした事故だと考えたら…そんな簡単に割り切れません…
怪我をさせてバドミントンを相手から奪う…
事故だから仕方ないし、試合中に起きた事故に誰が悪いとかないと思うけど……割り切れないし…自分を追い込んでしまうと思います。
何故、事故は起きたのか…彼はペアに大丈夫か?と声を掛けて心配しています。
ダブルスとしては下手な方を狙い撃ちにしたり、疲労してる方を狙うのも戦術です。
相手選手は恐らくそこを狙ってきた。
コートの後ろで狙われて疲労したペアの為に彼は動いたのでしょう。
フォローしようと少しでも負担を和らげようと…でも、結果、ペアも試合で一緒に勝つ為に信頼に応えたい気持一心でシャトルを拾いに行った。
ペアとしてはお互いに素敵な選択だと思います。
それは悲劇しか産まない結果になっちゃったけど…ペアを思うからこその事故…
そうして、ミコトはアズマと再会して試合をする事に。
でも、彼も恨んではいなかった。
久々にあったミコトが、しっかりプレイしないから……過去のトラウマを背負い込んで上手く試合が出来ない事に彼は怒っていたのです。
結局、ミコトに足りなかったのは、勇気と言葉です。
彼はアズマの件で彼から逃げてしまった。
向き合う勇気があれば、伝えるべき言葉を伝えて居たら、ミコトは悩まなくて良かった。
でも、今回の試合を気にトラウマを克服する。
試合後に相手チームとの打ち上げで、ミコトはアズマに自分の本心をぶつけます。
沢山のありがとうを、彼は本当に彼と過ごした時間が本当に楽して、楽しさを教えてくれた事にバドミントンに誘ってくれた事が嬉しかったのですね。
本当に素敵な関係性ですね(⑅•ᴗ•⑅)
さて、そんなミコトにまたしてものピンチが、それはダブルスのペアのタツルからペア解消を頼まれてしまう……ペアの解散
そうして、ミコトは悩んでしまう……それならシングルに戻ろうか……
そんなある日、ミコトは幼い頃の思い出が、蘇る。
バドリーマンと名乗る謎のお兄さん。
ミコトはそのお兄さんがきっかけでバドミントンを始めた。
タツルはその事を知って居た。
だから、タツルは選手名簿を見て監督に当時、成績落ち目のミコトをスカウトするように頭をさげた。
だから、前の仕事が、クビになった後に連絡が来たのです。
タツルのペア解散の理由は、膝に負荷が掛かり始めていたからです。
膝に負担……スポーツにおいてそれがどれだけの影響を及ぼすか……
センスや直感やテクニックでカバーすればなんて話ではありません。
勿論、そうした事でカバー出来ない事はないでしょうけど、限度がある。
だから、彼は会社チームにも……ミコトにも迷惑が掛かる……と考えたのでしょうね。
しかし、それを知ってもミコトは諦めなかった。
タツルは1つ勘違いをしていたのです。
彼がしているのは、ダブルス……1人じゃない。
2人ならサポートし合えるではありませんか。
膝が悪ければ、それに合わせた作戦でサポートで補えればいい。
ミコトとタツルは2人で再びペアとしての道を歩いていくのでした。
そんなある日、大切な大会の前にタツルが暴力を振るったと上司から問題視されてしまう。
本当はセクハラ、パワハラを受けてる社員を助けようと名乗りを上げた所で相手が勝手に転んだだけなのですが、タツルを嵌めたい会社の上司が彼をクビにする為の策略。
そんな中、乗り込んできたミコトが大会で優勝する事を条件に問題の解決を委ねるも……
決勝の相手は強豪でタツルの元ペア&ミコトの過去の対戦者です。
はたして、勝敗は……
最後の声援は凄くよかったですね。
試合中にあれだけの声援を貰えるのは元気も出るしやる気も凄く上がる気がします(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)
さて、この作品はバドミントンを題材にしています。
私の通った学校はバト部はなかったのですが、昔、母におしえて貰ったレベルでバトミントンは好きですしお遊びレベなら出来るので、スポーツアニメではバドミントンが題材だと楽しいですw
会社に所属してたので、勿論バドミントンだけではなく軽くですが、お仕事アニメ感もありその組み合わせが意外としっくりくる為に楽しめる作品となっていると思います。
まだ、続き出来そうな終わり方ですね。
まっ、これはこれで綺麗に終わった感じもしますし楽しめたアニメでした٩(ˊᗜˋ°ᵖⁱ)وヤホッ♪