「超時空要塞マクロス(TVアニメ動画)」

総合得点
72.1
感想・評価
340
棚に入れた
1763
ランキング
1207
★★★★☆ 3.7 (340)
物語
3.9
作画
3.3
声優
3.6
音楽
4.0
キャラ
3.9

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ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

愛と文化の強さを信じて。愛と笑顔のための世界でありたい…。

マクロスシリーズの1作目です。

そのため、「初代マクロス」とも呼ばれている作品。

以前「マクロスF」を観て、
それを楽しめたので初代から見てみようと思ったのがきっかけです。

1982年放送の作品で、
私がこれまで見た古い作品の記録更新です!笑

作画とか内容とか、古い作品だけど大丈夫かなと心配していたけれど、
そこは問題なく楽しめました。

全36話です。


● ストーリー
10年前の1999年、
宇宙から落ちてきた宇宙船。

人類はそれによって異星人の存在を知り、
いつか来る宇宙戦争に備え、宇宙船を修復し“マクロス”と命名した。

2009年。
マクロス進宙式の日。

宇宙戦艦“ゼントラーディ軍”が地球付近に出現。

マクロスの自己防衛プログラムが作動し、
ゼントラーディ軍の戦艦を攻撃し、そのまま交戦状態となってしまう。

マクロスはそのまま宇宙へ飛び立ち、
月の裏側へフォールド航行を試みるが失敗し、
冥王星起動付近へ到着する。

フォールドシステムも消失したため、
マクロスは地球まで長い旅をすることになった。

果たして戦いを終わらせて地球へ帰ることはできるのか…?


2009年となると2022年現在の私たちからすると昔の話になってしまうのですが、

この作品が放送されたのが1982年なので、
現在から30年後の近未来の話だと考えるといいと思います。

時代背景は確かに古いですが、
ストーリーは今見ても問題なく楽しめました。

古い作品だからと敬遠するのはもったいない!

主人公は、軍隊に入隊してパイロットとなる一条輝(いちじょう ひかる)。
ヒロインは、輝に命を救われ、アイドル歌手として大きな存在となっていくリン・ミンメイ。

マクロスといえば“歌”がひとつの大きな特徴ですが、
その原点は、ミンメイにあるのですね。

また、マクロスFでは三角関係もストーリーの大きな中心でしたが、
初代マクロスでも恋愛模様は難しい。笑

輝はミンメイに惹かれるが、
ミンメイはもう…君は本当にヒロインか?と言いたくなる尻の軽さww

想いを寄せる輝は苦しみますが、それでも忘れられないのは、
一途だからなのか優しいからなのか…。


物語は大きく2つ。

前半は宇宙を旅しながらゼントラーディ軍と戦う。
後半は{netabare} 地球に帰還した後の {/netabare}ゼントラーディ軍とのごたごた。

前半だけで終わっても良かった気もしますが、
恋模様が大きく動くのは後半なので、
後半の方が人間ドラマ味が強いかもしれません。


● キャラクター
輝はもともとアクロバットパイロット。

ゼントラーディ軍との戦いに巻き込まれ、
ミンメイを守るためにと軍に入隊。

“バルキリー”のパイロットとなって、
頼れる先輩や口うるさい上司などと共に戦場に向かう。

“バルキリー”とは、通常時は飛行機の形態をしているが、
ロボット型にも変形できる可変戦闘機。

こういうロボットが普通に活躍している姿を見ると、
ああ近未来だなあと感じます。笑

優しくまっすぐな輝、好きでした^^

ミンメイのことで苦しむのがかわいそうだったけど。
モテるいい男なのにねえ。


ミンメイは当時、人気だったのかな?

あざとさと自己中心さで周りを振り回すヒロイン、
ある意味最強ですw

輝の気持ちを思うとミンメイとうまくいけばいいねと最初の頃は思っていたけれど、

もし私が輝の友人なら、やめといたほうがいいよとアドバイスしたいなと、後半はずっとやきもきしていましたww


輝の上官にあたる早瀬未沙(はやせ みさ)。

輝は「おばさん」と呼び、
命令に従わない輝とはたびたび口論。

一緒の任務を重ねて、
そして互いに見通しの暗い恋をしている共通点もあり、
徐々に距離が近づいていくのはいいですね。

信頼できる上司と頼れる部下。
このコンビ好きでした^^

おばさんだとか年上だとか言っていたけど、
輝とは2つしか歳が違わないんですね。


● 音楽
【 OP「マクロス」/ 藤原誠 】

昔のロボットアニメのOPって感じだなーという勝手な印象。笑

「マクロス!マクロス!」というフレーズは印象深い^^


【 ED「ランナー」/ 藤原誠 】

半分実写の映像に時代を感じる…!

ゆったりとお酒でも飲みながら聞きたくなる曲ですね。


その他、ミンメイが歌う歌が多数あります。

ミンメイの性格や振る舞いはさておき、
歌はよかったです。

昭和歌謡のような、古き良き歌たち。
歌声も素敵でした。


● まとめ
うまくいかない恋の矢印、
戦闘機乗りのパイロット、
歌で戦況を変えるアイドル歌手のヒロイン。

その後のマクロスシリーズにつながる要素をたっぷり味わうことができました。
(といっても私は「マクロスF」しか見ていないのだけど^^;)

Fも楽しめたし、この初代も楽しめた。
そしてマクロスのその後がとても気になる…!

この初代マクロスとFの間に何があったのかも気になるし。

なので、さらに続編を観ていきたいと思います。

OVAのマクロスIIを先に見るべきなのかしら?
それともテレビシリーズの7に進んで問題ない?

詳しい方、教えてください。笑

投稿 : 2022/04/16
閲覧 : 268
サンキュー:

16

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