横比較無用ノ介 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ひねくれ者がひねくれ者を評す
魔王軍を打ち破った勇者さまが、人間界で化け物扱いされ、魔王軍で働こうとする。
ファンタジーと見せかけての、お仕事アニメ。
第2話では、勇者というより、経営コンサルタントでした。
仕事を振れないシュティーナの姿に、昭和の日本が重なり、胸が苦しくなりました。
魔王軍幹部が、みな個性的なので、次はどんな展開となるのか楽しみです。
(2022/04/16時点2話までの感想)
と言った前半を経て、勇者が真の目標を達成しようとする後半へ。
前半で魔王軍の主要キャラの性格は描かれていたので、最後の選択は妥当かな。
だが、最後まで勇者への違和感は残った。
{netabare}
兵器として生まれ、命令を与えられる。感情はない。
感情がなければ、孤独は感じないはず。
だが、どう見ても人間らしい感情が見て取れる。
途中で芽生えたものかも知れない。
ならば、人間とのコミュニケーションも取れる。
相談だって、できそうなもの。
などと考えてしまった。
何千年と生き続け、人類は平和になり、存在価値が見いだせなくなる。
そんな経験をした奴はいないから、想像するしかないが...
感情を持つ者が、感情を持たない者を想像しても、完璧な姿を描くのは無理かな。
{/netabare}