マーティ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
本物もコピーも、みんな生き物。
全75分。
小学生以来ひっさびさに見返しましたけど、すごく面白かったし心に響いた…名作だと思います。ただ最初の10分くらいは初めて見た気がするような?
この映画が作られたのが1998年。時代的にエヴァンゲリオンとか攻殻機動隊みたいなアニメが流行ってたので、その延長戦上でしょう。ただこういったアニメは重苦しく難解であるためとっつきにくいです。しかしポケモンという親しみやすいコンテンツであるため変に哲学的になりすぎずエンタメ要素もしっかりしていたため良かったと思います。
印象的なシーンは、ピカチュウたちがコピーたちと戦うシーン。ニャースたちは一緒に月を眺めていましたが、ピカチュウはコピーがひたすら本物をビンタするのが痛々しい。。泣いていたのはビンタする方というのが余計辛いですね。。
ミュウツーがずっと抱えていた「私はなぜ生まれた?誰が生んでくれと頼んだ?」という悩みは、現代でもそう考えている人は多いのではないかと。誰しも一度は抱える悩みだとは思いますが、そういうときミュウツーみたいに誰からも愛されずに育つと平気で人を傷付けたり悲劇を起こしたりするのかなと。
今回の映画を見て思ったのは、ちゃんと命に責任を持つことは大事だということですね。これから生まれてくる子供なり、ペットなり、しっかり責任もって愛情を注いでいきたいものです。
これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。