いい歳したおっさん さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.5
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
出汁を入れ忘れた味噌汁
原作は未読、アニメのみ視聴のレビューです。
あらすじとしては、生命維持装置に繋がれVRMMORPG「リアデイル」にしか生き処が無かった少女が、停電により生命維持装置が停止したことにより死亡してしまい、なぜか「リアデイル」の世界で使用していたプレイヤーキャラに転生し、そのリアデイルの世界で新たな人生を歩んでいくというお話です。
{netabare} 個人的には1~2話目は印象良くほのぼのとしており、ケーナが楽しく新たな人生を生きていく感を感じながらほっこり視聴していたのですが、以降『息子』達あたりが登場し始めてから、ストーリーや演出などに違和感を感じ、タイトルの通り「なにか違う・・・なにか足りない・・・」という印象に変わりました。
ストーリーにも繋がりがあまり感じられず、急にイベントボスが登場したり、急に幼女が養子になったりなど、取って付けたようで話に入り込めませんでした。
加えて、個人的には中途半端に「俺つえ~」要素・ギャグ要素・母性要素など色々な演出を取り入れたせいなのか『迷走感』が漂っていたのも味に締まりがなかった要因としてあったのかなと思いました。 {/netabare}
途中で観るのを止めるほどではなかったですが、1回通しで観れば十分と言う感じだったので、録画から円盤に焼くまでの作品ではなかったです。
もう少し、リアデイルを生きるなかでケーナと、そこで出会う人々との交流がもっと微笑ましく魅力ある描き方に焦点を置くことが出来れば観終わった感想も違ったのかなと考えるところであります。