tinzei さんの感想・評価
2.4
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
雰囲気は『魔王ダンテ』、出てくる魔獣は『デビルマン』
約45分×3話
実の父親を含む13人の使徒に母親を殺され自分も魔獣へと改造させられたシンイチは復讐を誓い、特殊能力を持つ一族に生まれ同じく使徒に狙われる存在となったマリアと富三郎と共に使徒たちを殺していく。
原作は漫画。主人公が13人の使徒たちに復讐していく話だけど13人全員倒すシーンがあるわけではなくて、言及で終わる人もいる。
原作者が永井豪に近しい人だからかもしれないけど、雰囲気は『魔王ダンテ』に似ていて、出てくる魔獣は『デビルマン』に出てくる悪魔に近い。
魔獣は人型を保ったまま獣の能力を得ていたり、獣そのものになっていたり、色んなパターンの魔獣がいるけど、一番多いのはケンタウロスみたいに獣に人がくっついたパターン。
一応ovaだしバイオレンス作品だからグロいシーンも多いけど、傷跡の描写と血が滴る感じはともかく血の吹き出し方は雑。傷口に赤いエフェクトを重ねたような感じに見える・・・・・・って1話で思ってたら3話になると、結構ちゃんと描かれていたから、まいっか。
最後は神へ立ち向かうとこで終わったけど、この後にやるテレビアニメの『魔獣戦線 THE APOCALYPSE』だと、そこら辺が有耶無耶になってるから、結局どうなったのか分からない。ただ、そもそも設定が異なるから正式な続編ってわけでもないし展開も似たようなものだから、もし続編を求めて観るのならやめておいた方が良い。
後、どうでもいいけど、マリアの下半身が3話の序盤で馬みたいに変えられて源三とシンイチの戦いの時には戻ってたけど、戻る描写はないの??
【あらすじ】
・1話
父親を含む13人の使徒に実験台にされたシンイチは同じく実験台にされた母のおかげで魔獣として復活し、13人への復讐を誓った。
線路下で予知をやっていた天外とその孫マリアと富三郎はシンイチと出会う。
シンイチは天外から東に行けと言われ、そこへ行くと13人の使徒の一人が送り込んだ魔獣ハンターと遭遇。怪我を負いながらも魔獣ハンターたちを倒し、彼らに自分の存在を教える。
シンイチは富三郎に助けられ天外と会っていた。そこで天外は神の子である自分達、13人の使徒と彼らが崇める神、そして神に逆らう魔獣の話をする。
そんなのに興味ないシンイチは天外の家から出て行くが、その間に天外たちの能力に目をつけていた13人の使徒の兵隊が天外たちを襲い、シンイチと一緒にいたマリアと富三郎以外全員が死ぬ。
天外は死ぬ間際、マリアが聖母マリアであることを話し、マリアをと富三郎を託す。
シンイチはその兵隊を殺すが、13人の使徒の一人バルビアが放った魔獣たちがシンイチを試すため、バルビアの研究所の近くまで案内する。
だがシンイチは敵の罠にハマり絶体絶命。するとマリアで謎の力を覚醒させ、魔獣たちをひるます。
その間にシンイチが復活し魔獣たちを殺すが、富三郎がクモの魔獣に連れ去られてしまう。
シンイチの力に恐怖したバルビアは魔獣を総動員してシンイチを倒そうとするが失敗。さらに建設していた箱舟で逃げようとするも、13人の使徒の一人ヨハネともう一人に箱舟を持ち去られ、シンイチによって飛んでる箱舟に磔にされ死亡。
シンイチは目的を一つ果たしたため笑う。
・2話
使徒たちは選ばれた人間以外を抹殺するためいくつかの街を海に沈める。
シンイチは使徒の一人シャングリラを殺し、その息子(魔獣)も殺す。
マリアは真の敵は13人の使徒を操る神ではないかと問うが、シンイチの目的あくまで使徒だった。
シンイチたちは使徒の一人シャフトの息子たち(魔獣)と遭遇、戦闘になるが、ヘリに乗った敵にやられてしまう。
しかし巨大なロボと包帯を巻いた謎の男が現れ、シャフトの息子たちを殺し、シンイチとマリアと富三郎を救出する。
目覚めたシンイチは助けてくれた男と会うが、なんと彼は13人の使徒の一人ユダだった。
ユダは神イアスとシンイチを戦わせようとするが、シンイチはユダも復讐の相手だったため拒否する。
するとユダは裏切った理由を話す。実は包帯の男はユダの息子ジムで、彼もまたシンイチと同じように魔獣の実験台にされ、目玉だけが浮かぶ気体人間になってしまっていた。
ユダはそれでも自分を信じてくれるジムを見て考えを改めていた。
それでも納得のいかないシンイチだったが、シャフトがユダの裏切りに気付き、独断で津波を発生させ、ユダの屋敷を襲う。
ユダはそれをマリアに無理やり予知能力を使わせて知っていた。
シンイチはそのことを知り、マリアを助けユダを殺す。ジムはユダの遺言でシンイチたちを助けるが、シャフトが息子たち(魔獣)を連れて現れ、ジムはやられてしまう。
次にシンイチがシャフトと戦おうとするが、シンイチの父源三が現れ、シンイチを圧倒し魔獣の力を吸い取ってしまう。
シンイチを倒した源三は用済みになったシャフトを殺し、マリアを連れ去る。
・3話
マリアが目覚めると、目の前にヨハネがおり、あれから三年経ってることと自分も半分魔獣にされてることを知る。
シンイチは、香港で細菌をバラまいた使徒アブラハムを殺すため富三郎と行動を共にしていた。
シンイチは魔獣の力を失ったものの、細胞は常人離れした能力を持ち、銃を使って、使徒たちを殺していた。
シンイチはアブラハムのもとへ乗り込むが、逆に捕まってしまう。しかし富三郎がアブラハムが使徒たちから隠していた自分の娘を連れてきてしまい隙が出来る。
シンイチはその隙にアブラハムを倒し、娘の前で殺す。
シンイチたちはアブラハムのもとにあった箱舟に乗り、マリアや源三がいるヒマラヤを目指す。
だが箱舟にはヨハネの部下の魔獣がおり、魔獣を使えないシンイチと富三郎はは捕まってしまう。
ヨハネのもとに連れてこられた二人だったが、ヨハネが細胞を死滅させる銃をシンイチでテストしようとした時、富三郎がヨハネに飛びつき、銃がシンイチのもとに渡る。
シンイチは銃を使って魔獣を倒し、ヨハネも情報を聞き出して殺すがシンイチが生きてることを知った源三が自らシンイチを殺しに来る。
シンイチはヨハネの銃を使おうとするが失敗、源三の魔獣の力で追い詰められる。
すると逃げ出したマリアが現れ、源三の力を一部シンイチへ戻す。驚いた源三はマリアを殺すが、力が戻ったシンイチに殺される。
マリアを失ったことで、神が荒ぶり、箱舟や残りの博士たちは全滅。シンイチはユダが様々な命をシンイチの体に宿らせることができるという言葉を思い出し、マリアを取り込み、神に向かっていく。