nyaro さんの感想・評価
1.9
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 1.5
音楽 : 2.5
キャラ : 1.5
状態:途中で断念した
3話 何がしたい?突然の運動会。3人の声優を売り出したいだけ?
1話 コンセプトは面白いです。
{netabare}一種のSFです。音楽の治療効果というのはサイエンスのカテゴリで実際に研究もされているので、視点は良いですね。そしてミュージカルですね。チャレンジングです。
ヒーラーとしての成長物語として、どこまでリアリティがある裏設定ができるかが、重要になると思います。適当な設定だとかなりつまらない脚本になると思いますし、脚本家や監督がノリノリで作り込みをちゃんとして世界観が緻密に出来上がっているなら、良作になるかもしれません。
緻密な設定の上で、キャラ達にどんなバックグラウンドがある、何を目指す、どんな能力がある、どんな苦難がある、等々明確に描ければ良し。
キャラ紹介アニメで実はアイドルアニメの変形でした、あるいはゲーム紹介でした、なら底が浅くなるでしょう。バンダイナムコアーツが制作に入ってるからちょっと怪しいですけど。ゲーム紹介でもアニメが面白ければかまいませんが。
その点では1話では判断つきませんでした。医師免許とその制度、取得までの過程、音楽がどういう風に治療に効くのかの設定がありそうですけど、ひょっとしたら次回予告を見るとキャラがいっぱい出てきて、表面を撫でるだけの可能性もあります。
1話目は導入ですから数話みたいと思います。尻つぼみでないことを祈ります。
歌のレベル…というか歌唱力は高い気がします。音楽性はも少し物語世界に入り込まないと判断できないです。ここがわからないですね。
なんとなくですが、アイドルアニメやゲーム用の紹介アニメだとすると音楽の系統が違う気がします。
作画的にはキャラが味の無いCGですね。それと背景も医院の雰囲気はいいのに安っぽいのが残念です。ただ、画面のバランスはそんなに悪くないので見苦しいということはありません。それにこういうのはストーリーと演出次第です。要するに面白ければ気にならなくなります。
なお「このヒーラーめんどくさい」と間違って視聴しました。うーん。 {/netabare}
2話 ミュージカルの歌は感情があふれ出してこそ歌の意味ある。やりたい事はわかるが…脚本力が追い付いていない。
{netabare} ソニアちゃんの紹介とかなちゃんと絡んで、また一つ経験を積んでゆく…転調という課題もありました。
このエピソードでやりたい事はわかります。ただ、脚本の展開が不自然すぎます。かなちゃんをソニアちゃんが連れ出した理由や妊婦に気が付いた経緯(まあ、耳がいいのかもしれないですけど)、児童公園に低年齢のこどもがあそんでいて大人が誰もいないとか…アニメだからという甘えが感じられます。
それと歌が長すぎです。しかもミュージカルの構成になっていません。ミュージカルはあふれ出る感情や内面がこぼれだすように歌につながってこそミュージカルです。ストーリーやキャラの内面に関わらない歌を歌うのはミュージカルではありません。
ということで、チャレンジは買いますけど、レベルが追い付いていない気がします。
声優のアニソンユニットの紹介で終わっちゃうかなあ…{/netabare}
3話 歌の意味が無いし、話が淡々と展開するだけ。
何がしたいかさっぱりわかりません。突然運動会って…
ミュージカルの歌も脈略も感情もないし。徒競走の「さよおなら、骨はひろって」のところだけ良かったです。あれがミュージカルだと思います。
とにかく3人の声優を売り出したいだけにしか見えません。ということで視聴断念であとで振り返ることもないと思います。