tinzei さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
リンガム、いる?
約70分ova。
想いを寄せる青年のために作った曲を聞きながら並木道を歩いていたヨウコは突然、見知らぬ世界に迷い込む。
この時代のovaにしては評価が高かったから、期待してたんだけど、作画はともかくストーリーは面白くなかった。
もっとレダやアシャンティについて細かい設定や描写が欲しかったし、中盤にあったヨニのレダやゼルについての話も回想シーンを入れながら喋ってくれないと頭に入ってこない。それにヨウコの現実世界(ノア)での生活も序盤でちょこっとしかやらないから、ヨウコが作った音楽の意味なんかも描かれてないし、物語に入り込むには足りない要素が多すぎた。
それとリンガムの存在が微妙。序盤だとアシャンティにきたヨウコを導く重要な役だけど、中盤以降はただついてくるだけの存在で、活躍するシーンもなければお荷物になってるシーンもないし、せっかく最後までついてくるなら、活躍でも邪魔でもいいから目立たせるシーンが欲しかった。これなら最初からヨニを出しといた方が、レダの説明にすぐ入れて描きやすかったんじゃない?
作画に関してはそこそこレベルが高い。キャラデザは一般的な物だけど、動きや爆発エフェクトはこの年代にしては比較的キレイめに出来ている。ただ敵の兵器のデザインが海外の某SF超大作のものに似てるし、効果音に関しても爆発音やビーム音は良いけど、鉄と鉄がぶつかる音は自前で録ったの?って言いたくなるような違和感を感じた。
【あらすじ】
青年に恋する少女ヨウコは並木道を歩いていると突然変な世界に迷い込む。
そこで喋る犬リンガムと出会い、この世界アシャンティとヨウコがいた世界ノアの話を聞く。
するとそこに謎の兵たちが現れ、ヨウコが持っていたカセットテープをレダのハートだと言い狙ってくる。
カセットを奪われ、命を狙われるが巨大な花に包まれた瞬間ヨウコはレダの戦士として覚醒し、敵の兵士を倒すがカセットは持ち去られてしまう。
ヨウコは浮遊するバイクに乗り、カセットを奪った連中を追いかける。
しかし連中は空飛ぶ船に逃げ込んでしまい、さらにその船から敵の兵器が現れレダを攻撃する。
するとブリキの巨人が現れ、その兵器を倒してくれる。
ブリキの巨人とヨウコたちは空飛ぶ船を追うが、船は更に大きな卵のような空飛ぶ城に入っていく。
そこで追いかけるのをやめ、ブリキの巨人に乗っていたヨニからレダの話と、ヨウコを狙うゼルについて聞く。
ヨニはレダの巫女でゼルもレダの人間だったが、ある日レダのハートを使って、ノアを侵略しようと考える。
レダのハートは音だったが、ヨウコが想い人のために作った曲がその音になっており、ヨウコをアシャンティに連れてきたのもゼルだった。
ヨニはヨウコをレダの神殿へ連れて行き、レダの戦士にしか動かせないレダの翼という可変ロボットを得る。
一方レダのハートを手に入れたゼルだったが、ノアへ行くにはヨウコが必要と分かり、捕まえようとする。
翼を手に入れたヨウコだったがすぐにゼルの攻撃があり、翼で出る。
ヨニもブリキに乗って応戦するがてきにやられてしまい、小型バイクで脱出する。
ヨウコはリンガムとヨニと共に、ゼルの城へ乗り込むが、ゼルが待ち構えており、ヨウコとヨニたちを分断して、ヨウコを夢の世界に閉じ込める。
ゼルはヨウコを使って、ノアへの入り口を開こうとするが、ヨウコは夢の世界で、自分の作った音楽について思い出し、自力で夢の世界を脱する。
その後翼でヨニたちを救出して、ゼルの力のもとになっていた宝石を壊し、動揺したゼルはマグマに落ちていく。
ヨウコはヨニたちにお別れを言って、ノアへ戻ってくる。その後青年に想いをぶつける。