STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
とりあえずの簡単な感想
原作は未読。
遊郭が舞台ということで、印象としては華やか。
今までが時折浅草のような当時の繁華街があったりしたものの、大半は田舎、山の中、
夜汽車といった寂しげな舞台が多かっただけにより、そう感じてしまう。
宇髄 天元の嫁の消息不明という状態から始まるために割と早い段階でバトル展開に
突入するが、アニメでは珍しい舞台ゆえに、個人的には遊郭での暮らしぶりや風俗などの
日常描写がもっと見たかったかな。
逆に言えば、少年誌掲載作品ゆえにあまり花街の日常などを描きたくないから、早々に
バトル展開になったのかもしれない。
そのバトル作画はこれまで以上に凄いものになっているが、そのバトルシーンを彩る
キャラの感情的部分などは「竈門炭治郎 立志編」の19話の竈門 炭治郎対累や、「無限列車編」の
煉獄 杏寿郎対猗窩座に較べるとやや希薄な感じ。
「無限列車編」は実際の活躍度合いは別にして、印象度としては煉獄が突き抜けてしまった
感があったのに対して、本作においてはかまぼこ隊の頑張りが、それも協力の上での活躍が
目立っており、より成長の跡が感じられた。
逆に宇髄の嫁の須磨、まきを、雛鶴などはビジュアル的印象度とは裏腹に終わってみれば、
いまいち印象が薄かった感がある。
対峙する鬼に関しては原作未読であったため、堕姫に対して「上弦にしてはあまりたいした
ことがないな」ぐらいに思っていたら、中から妓夫太郎が出てきたのは、本当に驚いた。
この義卯太郎と堕姫が兄妹ということもあって、炭治郎と禰豆子の兄妹と較べて見てしまう。
戦うべき関係になった二組の兄妹だが、いずれも強い絆を感じるのが面白い。
2022/04/07